chapter3-3:知らない ページ9
「誰？」
男は心底不思議そうな顔をして尋ねた。
いきなり訪ねておいてこんなこと考えるのもなんだが、随分と無愛想だ。
「えっと、ジャック・ドアと言います。このメモを見て来たんですが...」
そう言いながらメモを渡すと、男はしげしげと眺め、
「俺はこんなメモは知らないよ。用がないなら帰ってくれ。」
と、気怠げな表情で言った。
もちろん、無愛想な口調はそのままで。
「でも、住所はここであってる筈なんですが。」
「そんなこと言われたって俺はこんなメモ知らないし、第一何だよこの異能力者大歓迎って。」
「それは...分かりませんけど...」
「分かんないのに何で来たんだよ。」
「まぁその、ここしか行き場が無かったと言うか...」
「これから人が来るし、その人生相談所ってのも俺は知らないんだ、とにかく帰ってくれ。」
どうやら本当に何も知らないようだった。
帰るしかない。
そう思って振り向いたその時、背筋が凍りついた。
俺をつけていた男が、真後ろにいた。
続く
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もも仔(プロフ) - 有貴悠人さん» イラストのURL、ボードに貼らせて頂きましたのでお知らせしておきますね(*^-^*) (2015年11月4日 19時) (
レス) id: 48578f6d2e (このIDを非表示/違反報告)
有貴悠人(プロフ) - もも仔さん» ありがとうございます！ (2015年9月14日 23時) (レス) id: 940e6e95da (このIDを非表示/違反報告)
もも仔(プロフ) - 有貴悠人さん» ありがとうございます！！では、小説の更新頑張って下さい！楽しみにしてます♪ (2015年9月14日 23時) (レス) id: 48578f6d2e (このIDを非表示/違反報告)
有貴悠人(プロフ) - もも仔さん» 年齢は18、性格は穏やかです！ (2015年9月14日 23時) (レス) id: 940e6e95da (このIDを非表示/違反報告)
もも仔(プロフ) - 有貴悠人さん» いえいえ、こちらこそ教えて頂きありがとうございました(≡^∇^≡)あっ、あとジャックの年齢と性格(怒りっぽい、など)も教えて頂けると有り難いです…！ (2015年9月14日 23時) (レス) id: 48578f6d2e (このIDを非表示/違反報告)
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