Rain

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来るな来るなと思うほど時間は早く経つもので、


もうあの日から1週間


ついに研修の日になってしまった。


向かったのは中目黒


朝早かったから人通りは少なかった


LDHの目の前に着いて中に入ると、受付嬢の女の人にじっと見られた




A「今日からヘアメイクの研修で…」


「お名前を伺ってもよろしいですか」


A「桜木Aと申します」


「桜木様ですね！お待ちしておりました。3階会議室Bです。」


私の身元がわかるとお姉さんは笑顔で対応してくださった。




なれないエレベーターで3階まで上がると、右にも左にも会議室があり、プチパニック



「大丈夫ですか？」



後ろから話しかけられ振り向くとそこには



A「白濱さん！」


亜嵐「あれ、どこかでお会いした事ありますか？、すみません、
人の名前と顔覚えるの苦手で…」


A「あ、いや！初めましてです」


亜嵐「ですよね！良かった」


A「会議室Bって…」


亜嵐「もしかして、Aちゃんですか！？」


A「え、あ、はい」


急に下の名前で呼ばれたから少しびっくりした


亜嵐「だから名前知ってたのか〜
俺も会議室行くんで一緒に行きましょ！こっちです」


A「ありがとうございます！」


A「なんで私の名前知ってるんですか？」


少し前を歩く白濱さんに聞いてみる


亜嵐「川ちゃんがずっと言ってたんです
あ、川原さん俺らの専属ヘアメイクさんです」


A「川原さんが…」


通達が来た次の日に1度お会いしたことがある


とても気さくで綺麗な頼れるお姉さんって感じだった


亜嵐「ずっとAちゃんAちゃんって言ってたから名前覚えました笑」


A「ありがとうございます」


亜嵐「いえいえ、今日からだったんですね、川ちゃん言ってなかったからみんな喜ぶと思います笑」


A「そんなそんな笑」






亜嵐「はい、ここですどーぞ」


A「失礼します、おはようございます！」


川原「お、きた！おはよう！あれ、亜嵐と一緒？」


亜嵐「さっき迷子になってたから連れてきた笑」

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