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予定より早めに午前のお仕事が終わって、なっちゃんをカフェで待つ
コーヒーを頼んで10分くらいした時
後ろから声が聞こえた
夏喜「ごめん、遅くなった」
A「ううん、今来たとこ」
なっちゃんも私と同じコーヒーを頼んだ
そして真剣な顔になった
夏喜「ごめん」
A「ううん」
夏喜「Aの気持ちには答えられない」
A「うん、女の子として見られてないことも、分かってたし、美羽さんがいるし」
ほんとになんで告白したんだろう…
夏喜「いや、美羽への気持ちは薄れてきてる」
A「え?」
夏喜「聞いた。ごめん気付かなくて」
A「なにが?」
夏喜「アー写撮影の時のこと
Aのこと傷つけてばっかだ。
Aの気持ち知らずに美羽の話ばっかり」
A「謝らないで」
夏喜「…俺、わがままかもしれないけど、Aとまだ友達でいたい」
A「私は、多分まだしばらくはなっちゃんのこと、好きだし、一緒にいると諦めるのに時間がかかると思うんだ」
夏喜「そっか、」
A「でもね、なっちゃんとおしゃべりしたり、ご飯食べたりできない方が辛い」
A「好きなの辞めるために時間はかかるけど、友達のままいてくれる?」
夏喜「いいの?ありがとう」
正直どうなるか分からない。
一生諦められないかもしれないけど、少しでもなっちゃんのそばに居たいんだ。
夏喜「俺、ちゃんと女の子として見てるから」
A「どういうこと?」
夏喜「気持ちに応えられないのに、こんな事言うの良くないかなって思ったけど」
夏喜「初めてあった時もちっちゃくて弱そうで守んなきゃって思ったし、
ご飯行った時も女の子1人で帰らせるの危ないから毎回送ろうと思ってた
Aが彼女だったら、とか想像した時もあった」
それでもなっちゃんは美羽さんのことが好きなんだ
夏喜「女の子だと思ってるから」
A「どうしよう、泣きそう」
夏喜「えっ、ごめん、言うべきじゃなかったよね」
A「ううん、嬉しいの」
A「なっちゃんが私のことちゃんと女の子として見てくれてたから」
夏喜「そっか、ならよかった」
A「ありがとう。これからもよろしくお願いします」
夏喜「うん、こちらこそ」
この恋が実ることは無いのだろうけど、諦められるのはまだ先かもしれないけど、それでもできるだけ近くにいられる選択をした。
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みあ(プロフ) - ありがとうございます!早速読ませていただきましたやっぱり最高です(><) (2021年2月5日 3時) (レス) id: 9348e99317 (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - ふみなさん» ありがとうございます!公開させていただきましたので是非ご覧ください!! (2021年2月5日 1時) (レス) id: 7a24b56e49 (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - みあさん» お待たせ致しました!全話公開させて頂きました! (2021年2月5日 1時) (レス) id: 7a24b56e49 (このIDを非表示/違反報告)
ふみな(プロフ) - とても真剣に読ませていただきました!続きが気になります!language of flowersも読みたいのですが、よろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2021年2月5日 0時) (レス) id: 82966b74ba (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ほんとうにだいすきなお話です!!主さんのタイミングでいいのでまた読めたら嬉しいです!(*´`) (2020年12月21日 0時) (レス) id: 9348e99317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダダ | 作成日時:2020年7月12日 19時