Rain

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「はいOKです！
今日の撮影以上となりますお疲れ様でした！」


スタッフの方が映像を確認してそう言った


「「「終わったー！！」」」


その場にいる全員の気が抜けた


もちろん私も


メイク直しが終わっても端に椅子を置いてずっと見てたけど、皆さんほんとにかっこよかった


ずっと座ってて疲れたから伸びをしようとした時


「おつかれー」


A「あ、おつかれ堀くん！」


夏喜「何堀くんって笑
夏喜でいいよ」


夏喜「あ、でも夏輝くんいるから、」


A「じゃあ、みんななっちゃんって呼んでたからなっちゃんでいい？」


夏喜「うん、それがいいや」


A「それで、何か用事？」


夏喜「あ、ご飯行こうよ」


A「今日？」


夏喜「先約ある？」


A「ジェネの皆さんと焼肉で…
そうだ、なっちゃんたちも一緒に行こうよ！」


夏喜「え、いいの？」


A「亜嵐くんとメンディーくんに聞いてみる！」


撮影セットからファンタの大樹くんと3人で歩いてくる


A「亜嵐くん、今日なっちゃん達も一緒に焼肉行きません？」


亜嵐「え、ファンタも？」


メンディー「俺はいいけど」


亜嵐「え〜」


夏喜「ダメならまたでもいいよ」


大樹「え〜行きたい！御一緒させてくださいよ亜嵐くん！」


A「大勢の方が楽しいですよ？」


亜嵐「まぁ、いっかファンタも一緒に行こう」


夏喜「すみません、ありがとうございます」


亜嵐「そうと決まったら準備して早く行こ
もう7時だから」


A「はーいなっちゃん大樹さんまた後で」


大樹「うん、またねー」


夏喜「はーい」


それからすぐ楽屋に戻りメイク道具を片付けて亜嵐くんが手配してくれたタクシーに乗り込んだ


一緒に乗るのは裕太くんと龍友くん


1人助手席に座ればいいのに、私が座ろうとすると阻止されるし、
かと言って誰か前に行ってくれる訳でもないから
体格のいい2人に板挟み


A「訳わかんない、笑」


龍友「勝手にファンタ誘った罰や」


裕太「まぁ、俺はどっちでもいいけど」


A「真冬なのに暑苦し〜笑」


龍友「文句言う割に楽しそうやんけ」


A「焼肉が楽しみなんです〜」


裕太「太るで」


A「今日は聞かなかったことにします」


焼肉に邪念なんて持ち込んじゃだめだからね

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