すれ違い【桃】 (ページ9)

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隠れ場所ページ9

のんちゃんに''幼馴染'' って言われて、のんちゃんは私の事が好きじゃないんかな、って思った

私は、廊下を飛び出してからずっと走った
行くあてもないけど、とりあえず走りたかった。

んー、咄嗟に出て来てもうたけど、どこ行こかな？

走ってて着いた先は__

あ、保健室や、ちょうどいいわちょっとサボろ((

__ガラガラ

『濵ちゃーん？おる？』

濵「ん、おるで？どないしたん」

『ちょっといろいろあって、、、聞いてくれん？』

濵ちゃんは、保健室の先生やねんけど、話しやすいし、みんなタメで話してる。
タメで話してても、なんも注意とかせえへんから気を使わんでええねん((

それから私は、さっきあった事を全部話した
私の話に、ずっとうん、うんって相槌を打ちながら聞いてくれる濵ちゃん。
ほんま、こう言う所が相談しやすいねん

『ーー、って言うことがあってさー、』

濵「うん、そっかー、、」

『のんちゃんは、私の事好きじゃないんかな？』

濵「いや、それはないと思うけどなー、」

『もう、のんちゃんの事がわからへんわ』

気付いたら私は、泣いてしまってた

でも、この話を聞いてたら、好きとか言われても信じられへんし、、

好きって思ってるんは、私だけなんかな？

やっぱり、幼馴染って近くて遠いよな、、

濵「ほら、もうAも泣き止み、」

そう言って、頭ポンポンしてくれる所とか、
ほんまに濵ちゃんはイケメンやと思う

でも、私はその優しさに甘えて、余計泣き出してしまってん

濵「ま、のんすけがあかんくても、俺がおるやん」

『……ふふ』

濵「あ、やっと笑った

やっぱり、Aは笑顔の方がかわええよ」

もう、濵ちゃんは私を慰めようとしてるのか、
余計泣かそうとしてるのかどっちなん、、

そんなん言われたら、余計泣いちゃうやん