検索窓
今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:399,830 hit

約束 ページ17

.



そう言って私が善逸さんに向かって、えへへと頬を緩ませながら微笑むと善逸さんの顔は真っ赤になってしまっていた。







「俺これから任務あるからもう行くね」


「.......そうですか。頑張ってくださいね!」


「うん!ありがとう!!」






そっかもう善逸さんいなくなっちゃうのか...

そう思うと何故か悲しい気持ちになってしまった。
繋がれていた手も優しく離され、善逸さんが「行ってくるね」と行ってから立ち上がった。









ギュッ









「え??」



「あ、ごめんなさいっ」


あぁ、やってしまった。

無意識に善逸さんの黄色い羽織の裾をギュッと握ってしまっていたらしい。
善逸さんが驚いた様子でこちらを見ていた。


「すすすすすみません。お仕事がんばってくだ」
「Aちゃん」
「は、はい」


名前を呼ばれてドキドキと緊張しながらも善逸さんの方を向いた。この時、私は善逸さんの方を向いてしまったことに後悔した。とても至近距離でどちらかがあと少し近づけば吐息が顔にかかるんじゃないか、と思うくらいお互い近い所にいたからだ。私は真剣な善逸さんから目を逸らすことが出来なかった。





「ちゃんと無事に帰ってくるから」

「は、い」

「そしたらまた一緒にお出かけしに行こうね!」




そう言って真剣な表情からうって変わって、善逸さんはふわりとやさしく笑った。


「約束ですよ?」


「うん!!!!じゃあはい!」


私に向かって小指をズズいとだしてきた善逸さんに、私もそこに自分の小指を絡めた。「ゆーびきーりげーんまーん」そう言って楽しそうに言い始めた善逸さんに私もつられてしまった。


「よし!じゃあ今度こそ行ってくるね!!」


「はい!お出かけ楽しみにしてます!」


「俺もだよぉぉ!!」


最後にニコッと笑って手を振ってくれて、ゆっくりと襖を閉めていなくなった。



善逸さんは本当にやさしいなぁ、
早く帰ってきて欲しいなぁ
おでかけ楽しみだなぁと、
善逸さんと歩いているところを想像していたらいつの間にか私はまた眠りについていた。





.



.



.


(Aちゃんから、寂しいって音が聞こえてきたんだ........あぁぁ!!ほんとに可愛すぎて死ぬぅぅぅぅ)



1人で興奮している善逸がいたらしい.......

我儘→←心配



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (443 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
816人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みーたん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!(´・ ・`)最後まで見て頂きありがとうございましたっ! (2020年1月26日 19時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - お疲れ様でした!素敵なお話をありがとうございます! (2020年1月25日 2時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - りつ@推しが尊い連盟さん» 本当ですかぁぁ!嬉しいなぁ!(*_ _) (2020年1月21日 20時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@推しが尊い連盟(プロフ) - 好きやぁ (2020年1月21日 17時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます!!これからもずっと見守っててください!!(´+ω+`) (2020年1月21日 2時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美夕 | 作成日時:2020年1月15日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。