貴方に愛されたかった【 YG 】

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気分は最悪。


分かってはいたけど、あんなに堂々と私の事が好きじゃないと言われると流石に気持ちが滅入る。

それに対してキムユナを気に入っている、話し声からして愉しそうだったし相当興味を持ってるみたい。



ああ、嫌だ。



きっとこのままあの2人は仲良くなっていってしまうんだ。それが物語の道筋。


知っているし逆らえない運命なのに、どうしても嫌になる。



私があれだけ恋焦がれていたユンギさんと、すぐに親しくなってしまうキムユナが憎い。

私とはまともに話もしてくれないのに、彼女の前では積極的に楽しそうに話すのが恨めしい。

私には愛想笑いすらしてくれないのに、彼女には笑いかける。


彼女が羨ましい。



私の方が彼の事を慕っているのに。


好きなのに。恋焦がれているのに。



それなのにユンギさんは私に微塵も興味を持ってはくれない。



それどころか、キムユナに興味を持った。




どうして、どうして私じゃないの。

こんなに好きなのに、こんなに想っているのに、どうしてキムユナなの。どうして私じゃないの。



考えても仕方の無い事なのに、悔しさで思考が止まらない。

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