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ピンポーンと軽快な音がした。
JN『 はーい ? 』
JM『 ヌナを返してください 』
JN『 え 、 ちょ 、 誰 !? 』
ソクジン先生の大きな声が聞こえて扉の方を向くと、バンっと開いた扉の先にはジミンがいた。
「 ジミナ ... ? 」
JM『 ヌナ ! 良かった 、 無事だったんだね ... 』
勢いよく私を抱きしめるジミン。
癖で腕を回してそのまま頭を撫でる。
「 どうしたの ? 」
JM『 あのまま帰っちゃったから 、 家も無いのにどこにったんだろって心配してたんだよ 』
あちこち探し回ったのに、と言われて申し訳なくなる。
「 ごめんね 」
JM『 こんなおっさんの家にいたら危ないよ 』
JN『 ヤー ! 誰がおっさんだ ! 僕はまだ若いんだぞ ! 』
JM『 煩いです 、 大きい声出さないでください 』
JM『 ヌナ 、 帰ろう 』
「 ... どこに ? 」
JM『 家に帰ろう ? 』
「 ジミナ 、 私は家から追い出された身だよ ? もう私はパク家の人間じゃない 。 帰る場所なんてないよ 」
JM『 ヌナ ... 』
「 折角探してくれたのにごめんね ? 」
ジミンは寂しそうな顔で『力になってあげられなくてごめん』って言う。
胸が締め付けられる。悪いのは私なのに、ジミンに心配させてしまって自分自身が嫌になる。
.
しんみりとした空気を壊したのはソクジン先生だった。
JN『 え っ 、 パク家の人間じゃないってどういうこと ? 』
「 勘当されたんですよ 」
JN『 えええええ 、 嘘でしょ !? 』
あっでもだから家がなくなったのか、と一人で勝手に納得するソクジン先生。
JM『 ヌナ 、 でもやっぱりおっさんと同棲は駄目だよ 』
「 ジミナ 大丈夫だよ 。 このおっさん 、 肩幅広いけど人畜無害だから 」
JN『 ヤー ! Aちゃんまで ! そんなに言われたら僕泣くよ !? 』
JM『 でもやっぱり心配 ... 』
JN『 無視は酷くない !? 』
ソクジン先生のノリにいつの間にか空気が軽くなっていた。
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ソム(プロフ) - けろるさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - (名前)ゆゆゆゆゆさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
けろる - 本当ですか!楽しみです〜(^-^) (2019年2月26日 19時) (レス) id: 2eca060cc5 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆゆゆゆゆ(プロフ) - 続編楽しみにしてます!! (2019年2月26日 17時) (レス) id: 845ba164c0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - Konamiさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです! (2019年2月26日 14時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソム | 作成日時:2019年2月23日 18時