35 ページ35
.
.
.
ミン家の方々を送り出し、両親の方へ振り返ると平手打ちが飛んできた。
頬に張り裂けるような痛みが走る。
JM『 父さん ッ !! 』
慌ててジミンが私に駆け寄る。
「 ジミナ 大丈夫だよ 」
父『 一体 どういうつもりだ 』
拳はわなわなと震え、もう1発飛んできそうな勢いだ。
「 申し訳ありません お父様お母様 。 私はもう疲れました 、 いつまでも貴方達の駒でいる気はありません 」
父『 恩を仇で返す気か !? 』
「 そうなってしまいますね 、 ここまで育てていただき感謝しております 」
母『 貴方なんて育てるんじゃなかった 』
母『 勘当です 、 もう貴方は二度とパクを名乗らないで 』
JM『 母さん 何で ! ヌナは悪い事してないだろ ! 』
母『 ジミナ 、 よくお聞き 。 』
母『 あれは貴方のヌナではない 、 赤の他人なのよ 』
JM『 どういう事だよ 、 ヌナはヌナだろ ? 』
母『 あれは養子で 、 私達の本当の子供じゃない 』
父『 子供が出来なくて困ってたから養子を取ったんだ 、 だが数年後お前が産まれた 』
母『 パク家の人間は貴方だけなのよ 』
JM『 ヌナが養子 ... ? 』
こんな時に知らされる驚くべき真実。
でも何だか納得がいった。
私が両親に愛されなかったのも、ジミンとの対応が違ったのも、あの人達の子じゃなかったから。
母『 そうよ 、 本来 あれとジミンは交わる事は無かったの 』
母『 だからあの女のことは忘れなさい 』
父『 早く出ていけ 、 お前がいると空気が悪くなる 』
母『 二度とパク家に近寄らないで頂戴 』
元 両親の冷たい視線を浴びながら家から出る。
後ろでジミンが 行かないで と言っているのが聞こえたけれど、私がここに留まるのは許されない。
こうなる事も分かってた。
ごめんねジミン。私は貴方のヌナじゃないらしい。嫌いになっちゃったかな。
もし嫌われても私にとってジミンはたった1人の大切な弟だからね。
618人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソム(プロフ) - けろるさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - (名前)ゆゆゆゆゆさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
けろる - 本当ですか!楽しみです〜(^-^) (2019年2月26日 19時) (レス) id: 2eca060cc5 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆゆゆゆゆ(プロフ) - 続編楽しみにしてます!! (2019年2月26日 17時) (レス) id: 845ba164c0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - Konamiさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです! (2019年2月26日 14時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ソム | 作成日時:2019年2月23日 18時