貴方に愛されたかった【 YG 】

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「 さて皆様 、 お忙しい中お集まりいただきありがとうございます 」



客間には 私 、 私の両親 、 ジミン 、 ユンギさん 、 ユンギさんの両親 が集まっている 。

私が皆を呼んだ。

大事な話があるからと。



父『 大事な話とはなんだ 』



何か嫌な空気を察したのか、顔が歪むお父様。

ジミンは心配そうにこちらを見ている。



「 そう急かさないでください 」


「 皆様 、 お席についてゆっくりお話でもしましょう 」



何の真似だというふうに睨み付けてくるお母様。

何が起こるか分からず緊張しているミン家の両親。

そしてこの先の事が分かっている冷静なユンギさん。


部屋が異様な空気に包まれる。



「 ユンギさんのお父様お母様とこうしてお話するのは初めてですよね ？ 」


「 今迄 パク家に虐げられて来ましたよね 、 心からお詫び申し上げます 」



父『 何のつもりだA 』


母『 まさか ... 裏切るつもり ？ 』



鬼の形相になる我が両親。



「 お父様もお母様もそんな怖い顔なさらないでください 」

「 そんなに話の内容が知りたいのなら今すぐ本題に入りましょう 」









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「 私は ユンギさんとの婚約を破棄します 」


父『 何言ってるんだ ！ 』

母『 撤回しなさい ！ 』



ガタッとソファから立ち上がる両親と、唖然とする向こうの御両親。



「 有無は言わせません 。 私はこの婚約を破棄します 」


「 ミン家への無礼お許しください 」



人に頭を下げたことなどない。

けれど、深々と御両親に向かって頭を下げる。



「 それでは 、 お話は以上なので どうぞお帰りください 」

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