貴方に愛されたかった【 YG 】

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「 はあ 、 もうどうでもいいです 。 好きにしてください 」


「 貴方に恋い焦がれるのも疲れました 」



ホッとしたような顔のユンギさん。



YG『 じゃあ 、 帰るわ 』


「 ... 待ってください 、 」

「 どうせ最後なんですから もう少し話してもバチは当たらないでしょう ？ 」









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「 ユンギさん 、 貴方との婚約は私から破棄してあげます 」



ユンギさんの方から婚約を破棄するより、私から破棄した方が両者にとって都合が良い。



YG『 良いのか ？ 』


「 良いです 、 家からは追い出されるでしょうけどね 」


YG『 どういう事だ 』


「 使い物にならない人間を置いておく程 パク家は優しくないです 」


YG『 それじゃ 、 お前はどうなるんだ 』


「 さあ ？ どっかで野垂れ死ぬんじゃないですかね 」


YG『 ... そんなヘラヘラして言う事じゃないだろ 』



じゃあどんな顔しろって？もう私には笑うしかないんですよ。

泣いたって怒ったって何もどうにもならない。



「 野垂れ死んだらユンギさんのせいですからね 」


YG『 ...... 』



眉を潜めるユンギさん。このまま脅せば止むを得ず私と結婚してくれるかもしれない。



YG『 俺が お前と結婚すれば ... 』


「 私は平和に生きられるでしょうね 」



「 でも 、 そんな同情で結婚を決めないでください 」

「 それこそ胸糞悪いです 」



「 私はパクAですよ ？ 貴方に同情されなくても 、 十分生きていけます 」


YG『 宛てがあるのか ？ 』




「 ... ありますよ 、 私にも 私を大切に思ってくれる方がいますから 」



最大限の作り笑顔を浮かべて。

せめてユンギさんが安心できるように。私は有りもしない嘘を述べる。

ほら見て、ユンギさんが安心してる。



「 今日はありがとうございました 。 近々もう1度お呼びしますが 、 その時に婚約を破棄します 」

「 キムユナさんとお幸せに 」


YG『 ... ありがとうな 』

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