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まだ梅雨の名残りか、それとも近いうちに雨が降るのか、空には雲が覆っている。


学校に行こうと身支度をして、家から出れば見覚えのある車が止まっていた。



『 お嬢様 、 御迎えに上がりました 』



どうやら家からの呼び出しらしい。


急な呼び出しに心臓が跳ねる。

何の呼び出しなのか。何を言われるのか、急なタイミングならきっと良いことではない。



『 どうぞ 、 お乗り下さい 』


「 が 、 学校はどうするのですか 」


『 安心して下さい 、 連絡済です 』


「 そう ... 」



学校には行きたくない。

でもユンギさんには会いたい。私がユンギさんに会える唯一の場所。

キムユナとユンギさんの仲睦まじい姿を見るのは確かに嫌だ。胸が張り裂けそうになる、けれどユンギさんと会えないのはもっと嫌だ。









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本家、私の元の家にはお父様、お母様、ジミンの3人と使用人達が住んでいる。


ジミンは学校に行ったかな。


お父様とお母様と2人きりなんて正直嫌だ。


あの人達はジミンに甘い。

それと対照的に私には強く当たる。パク家の一員として ああだこうだ と言われて育てられてきたけれど、両親にとって私はただの駒でしか無い。


ミン家を傘下に入れるための婚約。多くの財閥も認知している婚約だ。これが破棄されれば、パク家は脆弱なミン家すら懐柔出来ない弱者と思われてしまうらしい。


私としては両親の地位の為に働くことに快いも不快も無い。

彼らが私を利用するように、私もユンギさんを手に入れる為にこの婚約を受け入れてる。



この婚約が上手く行けば親子ともに願いが叶うのだが、現在両者にとって危ない状況である事は事実。



呼び出された理由は、私とユンギさんの現状についてかもしれない。



ああ、家に帰りたくない。

きっと責め立てられる。あの人達は私を物としか思ってないって分かってるから、優しさなんて期待してない。でも嫌なものは嫌だ。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ユンギ
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ソム(プロフ) - けろるさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - (名前)ゆゆゆゆゆさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
けろる - 本当ですか!楽しみです〜(^-^) (2019年2月26日 19時) (レス) id: 2eca060cc5 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆゆゆゆゆ(プロフ) - 続編楽しみにしてます!! (2019年2月26日 17時) (レス) id: 845ba164c0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - Konamiさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです! (2019年2月26日 14時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソム | 作成日時:2019年2月23日 18時

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