検索窓
今日:5 hit、昨日:15 hit、合計:268,913 hit

11 ページ11

.
.
.









キムユナが他の友人と話し始め、その声を遮断したくて耳にイヤホンを付けて音楽を聴く事にした。


ランダムで曲をかければ、馬鹿みたいなラブソングが流れる。

吐きそうなほど甘いラブソングに思わず、曲を止める。


止めた瞬間、キムユナの声が耳に入る。


ああ、頭が痛い。


丁度キムユナは、このラブソングの話をしていたようだ。何でも最近人気な曲らしい。

こんなものが有名で人々から支持されてるなんて、理解出来ない。皆酷く愛に飢えているのか、それとも溢れる程の愛で満たされているのか。私には測りかねる。









.









目的地に着き、教師が自由行動を言い渡す。


一緒に回る友達がいる訳でもなく、ただ1人で園内を散策する。

他の学校の生徒も来ているようで、多様な学生服が目に付く。









.









1人で園内を歩いていると、聞き覚えのある声が聞こえた。



JM『 ヌナ ... ? 』


「 ... ジミン ? 」


JM『 やっぱり ヌナだ ! 』



目が合った瞬間猪突猛進してきた私の弟。パクジミン。

人前だというのに私に抱き着いて笑う。愛しいたった1人の弟。



「 ジミナ 、 久し振りだね 」


JM『 ヌナ最近元気 ? ユンギヒョンと上手くやってる ? 』


「 元気だよ 、 まあ 変わらずかな 」



心配そうに私の顔を覗く弟に、愛しさがこみ上げる。ユンギさんとジミンは仲が良い、けれどユンギさんが私を快く思っていない事はジミンも知ってる。

ジミンは愛想が良く好かれるタイプだというのに、私と言えば正反対で、同じ血が通うはずの姉弟である事がたまに不思議になる。



TH『 ジミナ ! 置いてかないでよ ! 』



遠くの方から走ってきたのか息を切らした青年がやってきた。

ジミンの友達だろうか。


目が合った。というより捕えられた。

彫刻のような綺麗な顔にある、二つの目が、私を射るように見つめた。


ゾクッとした。

嫌悪とかでは無いけれど、少し恐怖を覚えた。

人に見られて恐れるなんて初めてかもしれない。それ程強い目をしていた。

12→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (225 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
618人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ユンギ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ソム(プロフ) - けろるさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - (名前)ゆゆゆゆゆさん» 続編連載し始めたので良ければ見に来てくださいo( ^_^ )o (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)
けろる - 本当ですか!楽しみです〜(^-^) (2019年2月26日 19時) (レス) id: 2eca060cc5 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆゆゆゆゆ(プロフ) - 続編楽しみにしてます!! (2019年2月26日 17時) (レス) id: 845ba164c0 (このIDを非表示/違反報告)
ソム(プロフ) - Konamiさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです! (2019年2月26日 14時) (レス) id: 5d16995fc0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ソム | 作成日時:2019年2月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。