30話 嫌な予感 ページ31
趣味と言えるものは多分ない。でも、自分磨きは結構好きだ。別に誰かに好かれるためじゃない。自分と向き合っているこの感覚がなんとなく心地良い、それだけ。こう見えても、身だしなみはかなり気にしていたりする。今日もまた、美容関連の雑誌を読んでいるわけだが...
どうもさっきから嫌な予感がするんだ。なんか、どこかに禍々しい何かがいるような、感覚。だがもう夜だ。家を出るのも嫌だが...何かあってからじゃ遅いからな...一応、トウマに連絡とってみようか。
「嫌な気配って、どこのあたりからするの?」
「中学校の方なんだが...」
さっき会ったはずのトウマとまた歩いている。連絡したら思いの外すんなり応じてくれた。
「こんな時間に悪い」
「僕は大丈夫」
それにしても、何があるんだろう。うっすらながら妖気も感じる。この町は、きっとどこか変わってる。引っ越したのが幸運なのか不幸なのか、分かりづらい。
中学校のあたりまで着いた。かなり妖気が強くなっている。一体なんだ。
「あれ...アキノリ?」
「お?トウマたちも気づいたの?」
有星と天野さんたちに遭遇した。有星はおばばさんから異様な気配を聞いたらしい。
しばらくして、明らかに体育館の様子がおかしいことに気づいた。きっと、体育館の中に何かある。
「開けるぞ。みんないいか」
全員が頷いた。有星は体育館の扉を開ける。そこにいたのは...
「アーッハッハッハ!」
「ん、お前たちも食われに来たのかい?」
おぞましい姿の蜘蛛。そして...
「酒呑くん?」
「アヤメさん!?」
この前会った酒呑が蜘蛛の糸にぐるぐる巻きにされているところと、力なく倒れる姫野さんだった。
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Milkcat(プロフ) - 珠華姫さん» ありがとうございます!楽しんでもらえるような小説が書けるように頑張ります! (2019年8月7日 22時) (レス) id: f6a5fa765e (このIDを非表示/違反報告)
珠華姫(プロフ) - すっごくおもしろいです!更新頑張ってください!無理はしないで下さいね。楽しみにしてます! (2019年8月7日 21時) (レス) id: 8b16303676 (このIDを非表示/違反報告)
Milkcat(プロフ) - kotorin♪さん» 感想ありがとうございます!更新遅くなってしまってますが、出来る限り更新するので読んでいただけると嬉しいです! (2019年7月28日 23時) (レス) id: 444fb6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 凄く面白いですね!続きが気になります!頑張ってください! (2019年7月28日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Milkcat | 作成日時:2019年7月19日 10時