【妖怪ウォッチシャドウサイド】期待なんてしてない【月浪トウマ】

２７話　別行動 ページ28

「崎山ケンが休業宣言？」
「ふーん。...崎山ケンって誰だ」
「今人気の俳優さんなんだよ！」
　ふーん、という声を漏らす。俳優とか、興味ないから全然分からない。まあでも、妖怪探偵団でその話をするんだから...
「それで、その休業が妖怪のせいかもしれないと」
「話が早いなー！」
有星が驚きの声を上げる。一々リアクションが多いと思っていたがすぐに怪奇案件の話を始めた。
　この頃、人気俳優が続々と休業宣言をしているらしい。一人だけならまだ分かるが、同じ時期に何人もやめるとなると流石に疑いたくなる。事務所でのトラブルか何かだろうか。いや、俳優たちの事務所が全員一緒ならその線も考えられるが...
「ねえ！聞いて！近くの公園に崎山ケンがいる！」
　ケースケが事務所に走って来るや否やそう言った。崎山ケンがいる...？って言うことは...
「行ってみよう！」
「よし、行くぞ！」
姫野さんの声に過剰反応して有星が気合の入った掛け声をした。だがみんなそんなこと気にも止めずに探偵社を出ていった。

　公園で会った崎山ケンは芸能人という雰囲気の欠片もなく、どうも沈んだ顔をしていた。ケースケ曰く、特撮番組に出ていた俳優らしい。全然想像出来ない...病院に連れて行かれてカメレオンのようなものがイケメンオーラを吸い取ったらしい。人の纏うオーラを吸い取るなんてできるのか。変わった妖怪もいたものだ。
　崎山ケンが襲われた病院の情報を教えてもらってカメレオンに襲われたという病院に向かっていた。まあ、話を聞いている限り妖怪の仕業だろう。やってることがおかしい。浄化の矢でまた、できるだろうか。いや、病院狭いからそこでは無理だな。遠くから、打てれば...
「私は別行動の方がいいな」
「？A、突然どうしたの？」
　突拍子もないことを言う私に疑問を浮かべるトウマ。
「まあ、その内分かるさ。それじゃ」
「ちょっと、お前！」
　そう言って探偵団たちとは反対方向に歩き出した。

〜

妖怪ウォッチ４のストーリーをクリアしました！いやー、ラストちょっとうるっと来た...
本当にストーリーは今までの妖怪ウォッチで最高だと思います！それに推しのトウマがカッコいいし可愛いし面白いし...
皆さん、妖怪ウォッチ４やりましょう...
雑談失礼しました。

２８話　策略→←２６話　止まらぬ闇

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す