【妖怪ウォッチシャドウサイド】期待なんてしてない【月浪トウマ】

１６話　救世主 ページ17

「ふむ...」
　個人的に非常に気になる話だ。メサイアの記事があるということは有星の一族にメサイアを継いだ者がいるのだろうか。
「書物が存在する意味までは分からん。すまないな」
「そうですか...」
「だが、ワシも妖怪に関わるような家系だからな妖怪関係の危険は防がなければいかん。そういう上でも弓のことを気にしてしまったのじゃ」
有星家は私に似た家系らしいな。有星も妖術が使えるらしいし、第一自宅が神社だ。特別な事情を疑う他ないだろう。
「所有者のことも、弓のことも知れて、ワシはもう満足じゃ。ありがとう」
一体、これを知ってどうするつもりなのだろう。
「あの、ちょっといいかな」
　沈黙を貫いていた月浪が話し始めた。
「メサイアは救世するための武器なんだよね。ってことは何かあった時には五百雀さんは...」
「世界を救う、救世主にならなければならないんだ。これはメサイアを持つ者の使命と言っていいところだ」
それを聞いた月浪はなんだか複雑そうな顔をする。何を心配しているのだろうか。
「ただ、メサイアが作られてから今までに世界が滅ぶ程の危険のある事故は怒っていないのが現実だがな」
心配させるのも嫌だから、少し説明を加えた。まあ、一般の人間よりは危険に晒されることはおおいだろうけどな。
「うむ、日も暮れてきたし、そろそろ帰りなさい。今日は貴重な話をありがとな」
「いえいえ」
おばばさんの一言の後、私達は解散することとなった。

〜

話の大体の流れ確定させました。原作は少しだけ沿う感じですかね、オリジナリティーほしいのであんまり使わないようにしたい...そしてケースケとハルヤたちいい加減出さないとですね。今まで忘れてたとか言えない...すいません...
夢主のイラスト描こうと思うんですけど制服を描くか私服を描くかで悩んでます。

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