１３話 勉強会 ページ14
今日も妖怪探偵団に来ていた。メンバーは全員揃っている。有星はうすらぬらを見ている。他の３人はどうやら今日の小テストの話をしている。ちなみに私は満点だった。
「あの連立方程式の利用のところとか全然分からなくて手つけられなくてさ」
「あー、あの問題難しかったよね。私も解けなかった」
「僕も、途中までしか出来なかったな」
正直こんな状況だから、私は何をすればいいのか分からない。まさかあの３人に混ざって自分は満点だったなんて抜かしたことは言えない。
「ねえ！五百雀さんはどうだったの？」
天野さんに突然話をかけられて、動揺してしまう。割と人の気持ちは察しないタイプなのだろうか。
「まあ、それなりだな」
「それじゃ分からないよー」
何故か満面の笑みだ。私にはなんでかさっぱり分からない。
「そういえば、満点の人が１人いたらしいね」
月浪がそんな話を持ち出す。すごく、居づらい。
「えー、そんな人いるの？すごいね！」
有星がブツブツ何か言ってるが多分勉強出来るようになって姫野さんに褒めてもらおうとか、そんな感じのことだと思う。
「A、何か言いたそう」
「は！？」
ジュニアが突然に話をしろと言う。なんだ、ジュニアは読心術でも使えるのか。
「もしかして、五百雀さんが満点だったりして」
「まあ、そうゆうことだな」
ん...待て。その場の空気で言ってしまったじゃないか...
「そうなんだ！......えっ！？」
「Aちゃんが満点なの！？」
「すごい...」
驚くほどのことか？なんだかよく分からないが。
「頭いいんだね！」
「そりゃどうも」
なんて反応が正解だったのだろうか。焦ているとどんどん話を膨らませていってるのに気づいた。なんでだ...
「ねえ！五百雀さんに教えてもらおうよ！」
「それはいいね」
「じゃあ、勉強道具持ってくるね！」
私に拒否権はないのか...教えるくらいならいいのだが...
「ちょっと探偵団の仕事放棄するなー！」
「デブ、みんなに置いてかれた」
「うるせえ！」
この２人、中々仲良いんだな。
そうして今日は突然勉強会が行われることとなった。案件の解決は平気なのだろうか。分からないが、勉強するなら筆記用具とルーズリーフでもあった方がいいか。私も一旦探偵事務所を出ることとした。
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Milkcat(プロフ) - 珠華姫さん» ありがとうございます！楽しんでもらえるような小説が書けるように頑張ります！ (2019年8月7日 22時) (
レス) id: f6a5fa765e (このIDを非表示/違反報告)
珠華姫(プロフ) - すっごくおもしろいです！更新頑張ってください！無理はしないで下さいね。楽しみにしてます！ (2019年8月7日 21時) (レス) id: 8b16303676 (このIDを非表示/違反報告)
Milkcat(プロフ) - kotorin♪さん» 感想ありがとうございます！更新遅くなってしまってますが、出来る限り更新するので読んでいただけると嬉しいです！ (2019年7月28日 23時) (レス) id: 444fb6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 凄く面白いですね！続きが気になります！頑張ってください！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Milkcat | 作成日時：2019年7月19日 10時
