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「…ねえ蓮、…大丈夫なの？」
蓮「何がよ、なーんもないよ」
「…でも」
「大丈夫やけん」と微笑まれると、何も言えなくなった。
「奨くん、この授業って蓮も取ってたよね？」
奨「うん、そうだね。…あれ？蓮は？」
「それがまだ来てなくて。寝坊かなぁ」
奨「そうだったら珍しいね」
「…んー、心配だし電話かけてみようかな」
.
「…もしもし！蓮、今どこで何してるの？」
蓮『え？今は図書館やけど…』
「蓮、今から授業だよ。早く来ないと始まっちゃうよ？」
蓮『…え？そうやったっけ？』
「そう！早く来て！」
蓮『……講義室、どこやっけ』
「…え？ちょっと大丈夫？」
蓮『ごめんA、ここがどこか分からん…』
「…蓮、図書館で待ってて！すぐ行くから！」
電話を切って、奨くんに迎えに行くことを伝えて急いで講義室を出た。図書館に急いで向かう。蓮のことが、ものすごく心配だったから。
「…蓮！」
蓮「A！」
「もうっ、ほんっと心配した…。ほら、行くよ」
蓮「え？どこに？」
「講義！今から授業だから、行くよ」
蓮「え？なんのこと？」
「今電話したじゃん。蓮も取ってる授業だから。遅刻するよ」
蓮「……ごめん、何のことか分からんちゃけど…」
「……蓮、本当に大丈夫なの…？」
蓮の様子がおかしいことに、私も瑠姫も、奨くんも気づいていた。
「とりあえず行こう。荷物持った？」
蓮「うん」
蓮を連れて、講義室に向かった。
.
「……ねえ、奨くん、…相談があるんだけど」
奨「…蓮のことでしょ？」
「…蓮、どうしちゃったのかな。…私、心配でっ」
奨「…1回、病院に連れて行った方がいいかもしれない」
「…ん、そうする。連れて行ってみる」
蓮に聞いても大丈夫としか言わないから、1度病院に連れて行くことにした。
.
蓮「ねえA、なんで病院なんか…」
「…ちょっとだけ、不安だから。でもきっと大丈夫だよ。ね、お願い。私の不安を解消するためだと思って」
蓮「………分かった」
蓮は何で病院に連れて来られたか分かってないみたいだったけど、仕方ない。これで、蓮の身体で何が起こっているのか分かるんだったら。
でも、何も起こっていないでほしいと思う自分もいることは確かだった。
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てん(プロフ) - りちゃんさん» 初めまして。コメントありがとうございます。これからの励みになります！ありがとうございます^^ (3月12日 18時) (
レス) id: 63649c6329 (このIDを非表示/違反報告)
りちゃん(プロフ) - はじめまして！祥生のお話が刺さりまくって泣いてしまいました、！切ない系のお話大好きです。これからも楽しみにしています！ (3月11日 1時) (レス) @page26 id: 0340868d0e (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - れなさん» 初めまして。コメントありがとうございます。そうです！！！気づいてくださる方がいるとは思ってなかったので嬉しいです。ありがとうございます！ (3月7日 1時) (レス) id: 63649c6329 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - はじめまして！勘違いだったら申し訳ないのですが、拓実のお話はバレエと少年という曲がモチーフですか？その曲が好きなので嬉しくなりました！次のお話も楽しみにしてます(^^) (3月7日 1時) (レス) @page13 id: 5cdbf435a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2024年2月25日 19時
