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？？「きまきま太、さんじょーーーう！」
「っ、びっくりしたぁ」
木全「初めまして、きまきま太こと木全翔也です！」
「…なに、ここ。てか、誰ですか？」
木全「僕は案内人だよ。…ねえ、この映画の結末って知ってる？」
「………結末？あんまりスッキリしない結末だったのは覚えてるけど、内容まではあんまり」
木全「……そっか。それならいいや。これからあなたの選択次第で変わるから、あなたがこれだ！と思った選択をしてくださいね」
「……？…わかりました」
何を言ってるのか分からなかったけど、じゃあ今日はこの辺で！！と言い残して彼は去っていった。…もしかして、次目覚めてもまだ映画の世界にいるのかな。
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目の前には祥生の顔がある。……ああ、夢じゃなかった。まだ昨日の時点では夢の可能性も信じていたから、その希望が打ち砕かれた気がした。
「祥生、起きて。仕事でしょ」
大平「んー……。おはよ、A」
「おはよう」
寝起きはぽわぽわみたいだ。目覚めが悪いみたいな、そんなことはなさそう。
大平「俺こっちやから、A道わかる？」
「わかるよ、さすがに」
大平「迷ったらどうにかして辿り着くんやで」
「……雑だなぁ。…じゃあまた後でね」
大平「ん、迎え行くから待っとってな」
「はーい」
祥生とは別れ、喫茶店に向かって歩く。
「こんにちは、與那城さん！」
與那城「お！Aちゃんおはよう。じゃあ今日からよろしくね」
それからお客さんたちもたくさん来てくれて、初日ながらに忙しい日になった。
.
しばらくすると、カランコロンとドアが開く音がした。
大平「こんにちはー」
「あ！祥生」
與那城「祥生、迎えに来たの？」
大平「そうなんすよ！これからちょっと、行かないといけないところがあって」
「私はそれのお手伝いです」
與那城「へ〜、そうなの。行ってらっしゃい」
與那城さんも笑顔で送り出してくれて、私たちはある場所に向かう。
大平「駄菓子屋さんなんやけどな、おれの友達の純喜くんがやってるところやねん」
「…うんうん」
大平「それで…」
小学生1「はー？なんだよ、当たり出ねえじゃん！」
小学生2「やっぱり当たりなんてないんじゃねえの？インチキだぜ、絶対」
河野「はー！？そんなんちゃうし！当たりあるし！」
小学生1「嘘つき！」
河野「は！？嘘つきやないし！そんなん言うなや！」
「……なるほど」
当たりくじが出ないことに困ってるって事か。
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てん(プロフ) - りちゃんさん» 初めまして。コメントありがとうございます。これからの励みになります！ありがとうございます^^ (3月12日 18時) (
レス) id: 63649c6329 (このIDを非表示/違反報告)
りちゃん(プロフ) - はじめまして！祥生のお話が刺さりまくって泣いてしまいました、！切ない系のお話大好きです。これからも楽しみにしています！ (3月11日 1時) (レス) @page26 id: 0340868d0e (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - れなさん» 初めまして。コメントありがとうございます。そうです！！！気づいてくださる方がいるとは思ってなかったので嬉しいです。ありがとうございます！ (3月7日 1時) (レス) id: 63649c6329 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - はじめまして！勘違いだったら申し訳ないのですが、拓実のお話はバレエと少年という曲がモチーフですか？その曲が好きなので嬉しくなりました！次のお話も楽しみにしてます(^^) (3月7日 1時) (レス) @page13 id: 5cdbf435a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2024年2月25日 19時
