チーム再編成 ページ31
ヨンフン「…剥がしていきますね」
ついに、結果が分かるとき。これで、DOMINOに残留できる7人と放出される4人が決定する。
1位は、蓮くんだった。私も1位に蓮くんの名前を書いたから、妥当と言えば妥当だった。
そしてどんどん皆の名前が呼ばれていく。6位は汐恩くん。
そして7位は、まめちゃんだった。
移動になったのは、景瑚くん、翔也くん、祥生くん。そして、私。悔しかったしものすごく苦しかったけど、この場所では泣けなかった。
「……今まで、ありがとうございました」
絞り出すように出した声は、ものすごく震えていた。泣いている景瑚くんを支えて、一緒に部屋を出る。
外は、地獄みたいな空気だった。
しゃがみこんで泣いてしまった景瑚くんと翔也くんの背中を、祥生くんと2人でさする。
「……悔しい、ですよね」
私たちはこれからクンチキタチームに行って、2人のメンバーを選んでもらわないといけなかった。私はそこでも選ばれる自信がない。でも、選ばれたい。クンチキタをやりたい。
そんな思いが、心の中で溢れていた。
.
クンチキタチームの部屋に入る。
「……失礼、します」
上原「…え」
私が部屋に入ると、驚いたような顔をするクンチキタチーム。私は来ないと思っていたのかな。
話し合いが始まり、誰を選ぶのかを話していた。
一気に不安になって、隣にいた祥生くんの手を取って握った。一瞬驚いた顔をしていたけど、優しく、でも力強く握り返してくれた。
まず1人目に選ばれたのは、景瑚くんだった。そして2人目に選ばれたのは、
上原「…翔也、お願いします」
翔也くんだった。
私と祥生くんは、選ばれなかった。2回も仲間から選ばれなくて、私は誰にも必要とされていないんだなって思ってしまう。
上原くんがこちらに来て、祥生くんと私を抱きしめて、ごめんな、と言った。その瞬間、涙が止まらなくなった。
私と祥生くんは部屋を出る。
「っ…、」
立てなかった。気持ちの整理がつかなくて、今はとにかく泣きたかった。
私たちは抱き合って、静かに泣いた。
そして、やんちゃに行くか、ハピメリに行くかを自分たちで決めることに。
「……祥生くんは、どっちに行きたいですか？」
大平「分からんけど…、多分やんちゃの方が合ってると思う」
「私も。ハピメリに行きたい」
ここでさよならをして、お互いが別の部屋に向かった。
「……頑張りましょう」
大平「…うん」
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想来(プロフ) - 欅坂時代からのオタク兼JAMの私からしたら最高すぎるお話です、、！ (12月26日 13時) (
レス) @page7 id: 5b3cd15d7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2023年12月25日 0時
