私を頂上へ連れてって【日プ無印】 (ページ26)

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コンセプトバトルページ26

グループバトルが終わった私たちは、また集められていた。胸元には更新された順位が貼られている。私は1回目の順位発表式では19位だったけど、少しだけ上がっていた。

「…え！17位」

2つ上がった順位は、間違いなくデビュー圏内に近づいていた。

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曲を聴いたときに、ハピメリかやんちゃになってるだろうなと思った。私のボーカルが生かされるのはきっとここしかないだろうと。でも私は、クンチキタをやりたかった。

「瑠姫くんはハピメリっぽそうですね」

順位が16位で、席も隣だった瑠姫くんにそう話しかけると、

白岩「Aもそうだと思うよ」
「……やっぱりですか？」

私もハピメリ説が結構濃厚になってきた。今まで割とかっこいい曲ばかりだったから、今回カワイイ系をやるのもアリなのかもしれない。そう考えれば、ハピメリは適しているかも。

そんなことを考えているうちに、私の順番が回ってきた。

「うわぁ緊張する」

カメラに向かってそう言い、中身を確認する。

「……ここですか？誰がいるかなぁ」

3回ノックして、ドアを開けた。誰もいないかと思ったけど、隠れているだけかな？

「…失礼します、……あれ、誰もいない感じですか？」

あまりにも声が聞こえないから、本当に私だけかと思った。

「…え！？待って何で！？！？」

パッと横を見れば、そこには蓮くんの姿が。

「え、ちょっと待って。どういうこと…？」
川西「Aー！」
「え！？何これ何これ！！ハピメリじゃないじゃん！」
川尻「あはは！ハピメリやと思っとったと？」
「絶対ハピメリだと思ってハピメリのつもりだったんですけど、絶対違いますよね」

3人で話していたら、部屋の奥からたくさん人が出てきた。

「え！？豆ちゃんも汐恩くんも祥生くんもユンドンくんもいるじゃん！待って景瑚くんもここなの！？どういうこと！？」

出てきたメンツがあまりにも強すぎて、すごく不安になった。嬉しさが、7人の中に残れないんじゃないかっていう気持ちに変わった。

私が来た直後、翔也くんも入ってきた。

木全「ハピメリだと思ってた」
「私もそのつもりでした」
木全「だって話してたもんね、ハピメリだって」
「そしたらここでした」

このメンツってことは、DOMINOなのかな。クンチキタでもブラックアウトでもなさそうだし、メンツ的にハピメリややんちゃは有り得ない。……ってことはDOMINOか。