私を頂上へ連れてって【日プ無印】 (ページ24)

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そして、遂に本番前。

白岩「俺ららしいパフォーマンスをして勝ちましょう」
「目指せベネフィット」
今西「行こー！」
佐野「勝とうね」

緊張しているけど、きっと大丈夫。これだけたくさん練習してきたし、自分と同じグループのメンバーを信じるだけ。

最後にパッと顔を上げると、よなさんと目が合った。

口パクで、"大丈夫"と伝えてくれた。大丈夫。いける。

ステージまでの階段を駆け上がり、本番に臨んだ。

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あっという間だった。何も覚えていないけど、きっと良いパフォーマンスが出来たに違いない。

私たちは結果発表ルームに向かい、グループ内での順位を見ることになっていた。

佐野「Aめちゃくちゃ良かったよ」
「ほんとですか？」
安藤「過去一だったんじゃない？」
「え、そんなにですか？何も覚えてなくて…」
白岩「自信もって、大丈夫だから」

部屋に着いて、結果発表を見る。私はグループ内‪で何位だったんだろう。

カウントダウンが始まり、結果が表示される。7位と6位から発表され、次は3位まで表示される。

瑠姫くん、文哉くん、ともくんはもう表示された。残すは私とよなさんだけ。

パッと出た結果。私は2位で、グループ内1位はよなさんだった。

「おめでとうございます」
與那城「ありがとう…」

悔しかったけど、それ以上に2位という順位をもらえるくらい投票してもらえたことが嬉しかった。あとは、グループ全体で1位を取るだけ。全員で10万票をもらうんだ。

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集められた私たちは、今から順位を聞かされる。

個人順位は16位で、406票を集めていた。よなさんの票に、あと1票届いていなかった。

残すは上位5グループとなった。私たちのグループは1人人数が多いので、他のグループが平均を足して私たちのグループの点数に合わせるというルールになっているみたいだった。

第5位はHappiness、4位は祥生くんのチームだった。

1位で呼ばれて欲しい。心の中でそれだけを願う。でも、私たちのグループは3位だった。

今までで1番良いパフォーマンスが出来たから、後悔はしていない。今の実力が、1位に見合わないだけ。その事実を突きつけられて、すごく悔しかった。