8 ページ39
橙side
「一緒に行くわ。」
着物を着たおばちゃんが私の部屋に来た
「緊張してるんだって？
大丈夫よ、あきちゃん。
流星くんに隣にいてもらったらいいわ。」
そう言って笑う
「緊張してるけど、おばちゃんがいるから
私今叫ばないで耐えられてる。笑」
「あらあら。笑
もう行かないと時間でしょう。
最後になるんだから、横歩いてもいいかしら？」
「うん！一緒に行こ！」
なによりも、おばちゃんが居てくれることが
支えだから。
数十メートルをゆっくり歩く
「あきちゃん、結婚おめでとう。
幸せな家庭作るのよ。
私はいつでもあきちゃんの味方よ」
「うん、ありがとう。」
始まる前から泣きそうになってる
「じゃあ行くね」
おばちゃんの席に向かう姿を確認して
声をかける
「あき、辛くなったらいつでもおいで。」
私の背中越しに聞こえた声
私を泣かすのには十分で
「おば、ちゃんっ……」
ありがとうって言葉しか思いつかないから
だから、ありがとうおばちゃん
涙が乾けば
ドアの前に人が経ってることに気づく
「あ、おまたせしてすいません！！」
「あ、あきちゃん。
ドレスで走ると危ないよ。」
「大丈夫です！
すいません、折角の晴れ舞台
私なんかの隣を歩かせてしまって」
「いいんだよ。笑
流星には嫌がれたんだけどね…」
「あはは……笑」
「そろそろ行こうか」
「はい！」
係員に言われドアの前に立つ
静かに開いた大きなドアの先には
たくさんの人とその先に流星が見える
一歩一歩ゆっくり
流星の元へ進む
それを優しく見守ってくれる流星
「おとうさん、ありがとうございます」
腕が離れるときにそっと言う
照れくさそうに笑って頷いてくれて
私は流星の隣に来た
「流星、ありがとう」
見上げた笑顔はすごくかっこよくて
更に惚れ直した
「絶対に幸せにするから」
真剣に言われ私が照れてしまう
「それでは、誓いの……」
司会さんの言葉も耳を抜けてしまうくらい
今はすごく幸せ
「あき、あき…？」
「緊張してるの…」
ベールを頭にかけられる時
目が合う
「ずっと愛してるから」
もう距離は0センチ
会場がわっと盛り上がる中
私は幸せの余韻に浸ってる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイン(プロフ) - なおさん» わ、ほんとですか!?すいません、間違いに気づいてませんでした汗教えていただきありがとうございます！すぐに訂正させていただきます！ (2018年8月25日 19時) (
レス) id: 7d9ba37a47 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 今日更新した8の自信って漢字間違ってますよ!!あと7の流星の台詞で｢その時に行ってもらえたら｣のところって言うじゃないかなと思ったんですけどもし違ったらすみません!更新楽しみにしてるので頑張ってください♪ (2018年8月25日 17時) (レス) id: 96276ea45f (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 成さん» はい、もうぜひぜひ！！笑リクエストありがとうございました！ (2018年8月16日 23時) (レス) id: 7d9ba37a47 (このIDを非表示/違反報告)
成(プロフ) - 青さん橙さんご結婚おめでとうございます！！(笑)末永くお幸せに！！リクエスト書いていただきありがとうございました！！いつか続編お願いします<(_ _*)> (2018年8月16日 22時) (レス) id: 43af73bf4d (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - みさきさん» リクエストありがとうございます！いいですね！！遅くなりますが、書かせていただきます！！ (2018年8月14日 14時) (レス) id: 7d9ba37a47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイン | 作成日時：2018年8月2日 16時
