恋愛体質な俺 3

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橙side

家に入ると急に静かになる




「ただいまー」




言った後に後悔

喧嘩してるんやった



そそくさに、階段をかけ登り
自分の部屋へと行くため


リビングの真横を走る





「あき！！」




こんな時どうすればいい？



怒ったような顔と声





好きな人だから、余計に怖くて







「な、なに……」



「いいから、座って」





「いや、でも私…」




「座れって」



「う、うん」




大毅と向き合って座る椅子も

今日は斜め前に居る位置







「なに、、？」




「あいつ、誰？」




「あいつって？」





「朝おったやろ」




不機嫌そうな顔で
それでも、心配してるんだと思う





「大毅には関係ないよ」





「はあ？
俺が関係ないってなんやねん。」




「てゆうか、
ちゃんと彼女ちゃんと話してるの？」




「話ずらすなよ」




やばい、余計に不機嫌なった





「私言ったよ、彼女ちゃんのそばにいてあげて」





家族以上の気持ちを持った時から
大毅を応援しようって



ずっと決めてたから






やっと手に入る幸せを逃してほしくない

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