恋愛体質な俺 2

期間限定 続 桃×橙 ページ37

橙side

「望、おはよー」




ゆさゆさと揺さぶって声をかける




「んー…」




まぁ、起きないのは毎度のこと




「起きてやー、朝やでー」

さっきよりも揺さぶるけれど
心地いいのかムカつくほどのイケメン顔






「のーぞーむー！！」





「もー、おいで……」




半分寝ながら引っ張られる腕





「わっ！
ちょ、望。朝、朝やってば！」



もう絶対起きてる





だって顔にやけてるんやもん。




「寝たふりする人には朝ごはんなしやで。」




俺を抱きしめる腕を軽く叩きながら
声をかける




「えー、嫌やぁ」






ほら、起きてるやん





「じゃあ、はよ起きて。
俺まだやることあるから。」





弁当やって作ってる途中




「しゃーないなぁ。
もっと照史とぎゅってしたかったのに。」





「そ、それは夜でもできる……
早く着替えて！！」




絶対オレのこと茶化してる





あかん、顔が熱くなる








「ふふっ、今日もかわええな！照史」





「や、やめてや！！」




望の背中を押しながら
頭を冷やす






「も、もう先行ってるから！」





慣れない恋人との生活




それでも幸せすぎて



毎日がすぐに過ぎ去ってしまう








やっぱり、望でよかった

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