恋愛体質な俺 2

堕ちて 紫×橙←黄 リクエスト ページ17

黄side

別に用があったわけやない


ただ、ちょっといい匂いがしてきたから






あなたと出会ったきっかけは
それだけやった。





おしゃれなカフェでコーヒーを頼んで
本を取り出す





「おいし……」



いつもと一緒。

定位置について、本読んで。





けどそれは今日で変わった






最初は頑張ってるなぁってだけで

ぼーっと見ていた。





カフェの窓から見える居酒屋





「ふふっ、頑張ってる。笑」





その程度やった。




でも毎日みている間にその思いは恋へと変わる

カフェに行っても本は読まずただ
窓の外を眺めるだけ。






いつも怒られてるのに、
ずっと笑顔が耐えなくて。



人懐っこい顔で常に笑ってた





「好きやなぁ」





ついこぼれてしまって
より気持ちが強くなっていって






「あっ、危な……」


びんの箱をもって出てきて
コケそうになるのなんて何回も見てて





その度に冷や汗をかいて






なんか、あの人の恋人みたい。


「って、、なんかストーカーみたいやんけ！」







顔を左右に振って
忘れようとするけど




その度に出てくる笑顔が
俺をぎゅっと苦しめる






「名前、なんて言うんやろ…」





ずっと、見てた。

2→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す