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スピカ(A)side
目を開ければ、
真っ白な眩い光の世界。
何処と無く懐かしくて、安心する空間…。
元の世界に帰って来れたことを、暗示させる。
陣平君たち…大丈夫だったかな…。
ア「大義でしたよ。スピカ。お勤めご苦労様でした。」
歩いて近寄りながら、彼女はそう言う。
『アストライア様!!ただいま戻りました。私はちゃんと、任務を果たせていたでしょうか。』
ア「立派でした。貴方が居なければ、この内容は果たせていませんでした。」
『そう仰って頂けるのは光栄です。…そういえば、アストライア様…実は私、あちらの世界にいた時に、聞いてしまっていたのですが…私はどうなるのでしょうか…。』
そう言うと、彼女は悲しんだ表情をして見せた。
ア「何も出来ることが無くて申し訳ないけれど…貴方が聞いていた物の通りになってしまいます…。あんなに頑張ってくれたのに…。」
アストライア様がどれだけ悲しいかなんて、計り知れない。
きっと私以上に落ち込んでるんだろうな…。
『そうなんですね…アストライア様が謝ることありませんよ!これは運が悪かったとしか言い様がありませんし。』
ア「貴方には何から何まで…本当にごめんなさい。代わりに精一杯の事はさせて貰うわ。」
そんなの申し訳ないです
そう言おうとしたけれど、
自分の命もかかっている為、
その言葉に甘える事にした。
私の願いは、あの時から決まっている。
今になってそれが曲がることは無い。
『アストライア様、私は__________。』
彼女は、少し驚いたあと、
その願いににっこり微笑み、
「その願い、引き受けました_。」
と優しく言った。
願いの光が私の胸の前で煌びやかに光り輝く。
そして私は______。
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蒼空(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ありがとうございます。最後の場面は、最初からこうしようと決めていて、それが書けたり、喜んで頂けたのは、とても嬉しいです。またいつか、この作者の作品を見つけて読んでいただければ嬉しいです。本当にありがとうございました。 (2019年6月28日 22時) (レス) id: 193f13a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 蒼空さん» 番外編おめでとうございます! 夢主と松田さん、キスしてそれで記憶が戻るとはビックリしました。次回作も待ってます (2019年6月28日 21時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ありがとうございます。ふふふ…彼等の記憶はどうやったら戻るのでしょうね…!楽しみに待っていて下さいね! (2019年6月23日 8時) (レス) id: 193f13a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 蒼空さん» 完結おめでとうございます!! 最後の最後で夢主が松田さん達と再会しましたね!松田さん達の記憶も戻って、会ってほしいです (2019年6月23日 8時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 栖夜さん» こちらこそ、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!そう言って頂けるととても嬉しいです。暫くしたら、少しだけ番外編も載せるので、待っていて下さいね!!皆様に本当に感謝です。 (2019年6月22日 20時) (レス) id: 193f13a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼空 | 作成日時:2019年6月12日 19時