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『陣平君、萩原さん、私は…この世界に生存する人間ではありません。』
今日は2月6日。
皆とのお別れまで残り1日って所です。
今どう言う状況かは、皆さんもうご存じのことでしょう。
コーヒーを一口飲み、マグカップを机に置く。
『私は天使なんだ。乙女座の由来は知ってる??』
松「あぁ。この前萩原と2人で調べさせてもらった。」
『…!!』
やっぱり気付いてたんだ…。
薄々感ずいていたんだね…。
まあアストライア様の名前を寝言で発した時点でアウトか。
萩「本当に信じられない話だよ。…でもAは天界で、どういう事をしていたの??」
『私の本当の名はスピカ。さっき言った通り、私は天界で天使として乙女座の象徴である、アストライア様に使えているんだ。この世界に降りてきた理由は、陣平君や萩原さん、諸伏さんに伊達さんの命を救うため。』
松「俺たちを…??」
『そう。降谷さん以外の4人は、世界の運命的に、早死してしまう結末が出ていた。だけど、将来有望で、とってもいい人達を、この世界から無くすのは惜しいとなったから、助けた。』
陣平君と萩原さんはとても驚いていた。
まさか彼らを救うためだとは思ってもいなかっただろうな…。何より早死してしまう所でびっくりするよね。
松「俺らを…か。じゃあ、そのアストライアと俺の関わりって何なんだ??」
『話すとちょっと長いから、掻い摘んで話すね。』
ちょっと温くなりかけてきているコーヒーを何口かのみ、一息ついて、私は話し始めた。
『私達の天界の世界には、一生に一度、20歳になった日に、お願い事ができる日があるんだ。それで、アストライア様は、あなた達を最初に救うために、地上に降りたいということを、お願いした。だけど、彼女は全員を助けることができなかった。だけど、助けたいという思いはずっと心に留まり続けた。そんな中、私の転属先が、彼女の元だったため、アストライア様に頼まれたんだ。彼らを救ってくれって。最初は耳を疑ったよ。だけど、私は彼女のお陰でここに来れたって感じ。』
松「じゃあ俺らは彼女と会ったことがあったのか…!!」
『そう。だけど彼女はその記憶を全て隠滅した。』
萩「Aもそうするの?」
『そうなっちゃうって言うか…。私は天界にある掟を破って地上に来ているから、必然的に記憶から消される。』
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蒼空(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ありがとうございます。最後の場面は、最初からこうしようと決めていて、それが書けたり、喜んで頂けたのは、とても嬉しいです。またいつか、この作者の作品を見つけて読んでいただければ嬉しいです。本当にありがとうございました。 (2019年6月28日 22時) (レス) id: 193f13a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 蒼空さん» 番外編おめでとうございます! 夢主と松田さん、キスしてそれで記憶が戻るとはビックリしました。次回作も待ってます (2019年6月28日 21時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ありがとうございます。ふふふ…彼等の記憶はどうやったら戻るのでしょうね…!楽しみに待っていて下さいね! (2019年6月23日 8時) (レス) id: 193f13a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 蒼空さん» 完結おめでとうございます!! 最後の最後で夢主が松田さん達と再会しましたね!松田さん達の記憶も戻って、会ってほしいです (2019年6月23日 8時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 栖夜さん» こちらこそ、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!そう言って頂けるととても嬉しいです。暫くしたら、少しだけ番外編も載せるので、待っていて下さいね!!皆様に本当に感謝です。 (2019年6月22日 20時) (レス) id: 193f13a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼空 | 作成日時:2019年6月12日 19時