【twst】私はただの比較対象

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立ち去ろうとする私の手を掴んだレオナさん。







「誰にやられたかって聞いてんだ。さっさと答えろ」


『離してください』


「返答次第によっては離してやる」


『……………レオナ先輩らしくないです』


「あ？」


『他人のことに首を突っ込もうとするなんて、らしくないです。私のことなんてほっとけば(((((痛っ』




言ってる途中にレオナ先輩は無理やり私を押し倒した。

なんなの、本当に。
無理やりにでも言わせるつもり？





「残念だったな。
俺はお前を放っておくつもりなんてさらさらねえ。」


『……っ、なんで、ですか…』


「なんでか？」


『だって私いつもレオナに酷いことばっかり言ってるのに…あなたが私の話を聞いてくれる理由なんて何も無いでしょ…？』




情緒不安定かな。なんか涙出てきた。

この人、いつもはウザいのに変な所で優しくなるから嫌になる。





「はぁ……………理由くらいちゃんとある。
俺は無駄なことはしないからな。


………だから、そんな顔すんな。」





理由……なんだろう。まぁ今はそれどころじゃないか。









優しく涙を拭ってくれるレオナ。

そして彼は"急に組み敷いて悪かった"と言って私を起こし、抱きしめた。





『……ｯ』


「誰にやられたのか、言いたくなかったら言わなくていい。だけど、ちょっとは俺のこと頼れよ」


『………うん』





その後授業終了のチェイムがなったので私は一旦寮に帰るため鏡の間に向かった。






すると周囲からヒソヒソと声が聞こえた。





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寮服シルバーさんが来てくれない……(吐血)

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