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『小さい頃お見合いでレオナ先輩の家に行ったことがあるの』
「お見合い?」
『うん。親が"お前ら結婚しろよ"ってことでレオナ先輩の家に私を遊びに行かせてた』
「「結婚!?!?」」
「まぁ婚約まではいかないがな。こいつの家は色々と複雑なんだよ。カイワレ大根ともそうなんだろ?」
『はい。
そもそも婚約ってのはお互いの親と子供、誰か一人でもNOと言ったら成立しない。だからレオナ先輩との婚約も親同士はOKしても私とレオナ先輩が拒否したから成立しなかったし、イデアさんともそうだったの』
まぁそれでもうちの親は諦めずに私が首を縦に振るまでずっとレオナさんやイデアさんの家に連れていかせてたんだけど…。
「Aさん、あなた何者!?」
「さらに貴方に興味が湧きました」
『まぁ女だから早くどっかに嫁げよってことだよ。家から早く追い出したいだけなんじゃないかな』
「レオナさんはAさんとご結婚なさるのが嫌なのですか?」
とジェイドくん。いやそれ本人おる前で言うか??
「はっ、おいおい俺はごめんだぜ?こんな野蛮な女」
「野蛮?Aさんがですか?」
「普段の姿からでは想像できませんが」
『いや私野蛮な女ではないんだけど』
「じゃあ大人しいって言いたいのか?散々他人の家で騒いでおいて」
ククッと笑うレオナ先輩。なんかウザい。
私はどうもこの人を素直に好きになれない。
『それはそっちが私に喧嘩ふっかけてくるからでしょ。野蛮なのはレオナ先輩の方では??』
「へぇ言うじゃねぇか、A。」
『ま、ド正論なんですけどね』
「あ"ぁ"?」
真正面からレオナ先輩に凄まれた。
こういう所なんだよね。
『そんなんだから野蛮なんですよ、レオナ先輩。
いっその事私のユニーク魔法で可愛い草食動物にでもして差し上げましょうか??』
「ははっ、おもしれぇ。できるもんならやってみろ。
その前にお前が砂になってなきゃいいけどな」
「(これ、やばくないですか??ジェイド!)」
「(ふふっ面白そ(((……いえ、大変ですね。お2人が魔法を使って喧嘩をしようとしていますね)」
「(というかAさんのユニーク魔法って初めて見ますね。どのような能力なのでしょうか。)」
「"俺こそが飢え、俺こそが渇き。お前から明日を奪((
『"醜いなんて言わせない。望めば何にでもなって((
「こらーーーーーーーーっ!!!」
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めめ太郎(プロフ) - オパールさん» 応援ありがとうございます!更新頑張ります💪 (11月12日 16時) (レス) id: 9c67e3b3bd (このIDを非表示/違反報告)
オパール - 面白いっ!イデアさんが好き…。応援してます! (11月12日 9時) (レス) @page50 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - hinataさん» コメントありがとうございます!夜寝られているようで安心しました!(笑)申請嬉しいです。承認させて頂きました (2023年1月22日 22時) (レス) id: 1c39842c17 (このIDを非表示/違反報告)
hinata - コメント失礼します、いつもドキドキしながら読ませていただいています!今後のお話の展開が気になって夜しか寝られません、、応援しています!フレンドを募集していると聞いて、「hinata」という名前で申請させていただきました! (2023年1月22日 7時) (レス) @page35 id: 9350eabdec (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - さく茶さん» コメントありがとうございます!応援嬉しいです!そして、フレンド申請していただきありがとうございます○┓ (2023年1月21日 7時) (レス) id: 1c39842c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めめ | 作成日時:2022年12月10日 22時