19〜加州side〜 ページ21
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加州「ちょっとぉ、男子は出て行ってよね！」
鶴丸「いや、君らも男子だろ！？」
鶴丸さんはこの5年間ずっと近侍をやっている。
俺たちの本丸の鶴丸さんは他の本丸の鶴丸国永よりも落ち着いている。鼻眼鏡をつけるようなタイプでも、イタズラ好きなタイプでもない。
そして見た目の儚さとは裏腹に何処か男気を感じる。
彼は見た目だけでなく中身もイケメンなんだ。
そう断言出来る理由は、ブラック本丸での生活を共に過ごした、共に地獄を味わった俺にはわかる。
前の審神者の時、鶴丸さんはずっと第1部隊の部隊長だった。
審神者の嫌がらせによって同じ部隊の仲間がどんどん折れていく中、彼は泣くことも喚くことも怒ることもせず、ひたすら理不尽な主命を聞いていたのだ。
1番辛いのは鶴丸さんなはずなのに、泣いてる仲間を励ましたり、近侍の長谷部と一緒に俺たちを引っ張ってくれた。
鶴丸さんのおかげで俺達はあの地獄を乗り越えることが出来たんだ。
『鶴丸さーん』
鶴丸「っておい！
なんか主すごく酔っ払ってねぇか？」
次郎「ああ、結構飲んでたからねぇ」
鶴丸「いや、止めてやれよ」
酔っ払って鶴丸さんに甘えて膝枕してもらう主と、「やれやれ」と言いつつも優しい眼差しで見つめる鶴丸さん。
鶴丸さんが5年間近侍の座を誰にも譲らなかったのも、こんな優しい表情をするようになったのも、全部主が原因だ。
俺達の中で"人間"という存在を1番嫌っていたであろう彼が、今一人の人間の女の子を好きになった。
だから俺は鶴丸さんには1番幸せになってもらいたい。
加州「もう夜遅いし、鶴丸さん主を部屋まで連れて行ってあげてよ」
鶴丸「そうだな。おい、主！起きろ」
『……ん……ﾝ』
乱「いや、起きる気ナシじゃん」
鶴丸「仕方ないな…
…………よっし！じゃあ君らも早く寝ろよ。おやすみ」
「「「おやすみなさーい」」」
鶴丸さんは主を横抱きして部屋を出た。
乱「やっぱり主さんは鶴丸さんとくっつくのかなぁ」
次郎「可能性高そうね。
でも一周まわって長谷部とか？」
加州「それはウケる
長谷部が主とか………長谷部うるさくなりそうだな」
乱「わかる〜！ただでさえ小言がうるさいのにもっと僕たちへのあたりがキツくなりそう」
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にゃーちゃん - あ“あ“あ“あ“！！！鶴ちゃ…！！こんなてぇてぇ爆弾急に…！！驚き通り越して絶叫だよ！？ありがとうございます！！()更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2022年12月24日 18時) (
レス) @page22 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - この作品も最高です(´∀｀=) (2022年11月11日 23時) (レス) @page22 id: c700d17df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めめ太郎 | 作成日時：2022年9月11日 16時
