【梵天】私の婚活、邪魔すんな！

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マ「あ、起きた？」

『んん……』



気づけばまたベッドの上にいた。


マ「のぼせた？顔真っ赤だったけど」

『はい。たぶん……』

そう言って下を向いた瞬間に気づいた。
私まだタオル1枚のままじゃん…。



こんな格好をずっとマイキーさんに見られてたの…？え、恥ずかし。恥ずかしすぎて死にたくなった。


小さく"着替えてきます"と言って脱衣所に行った。



パジャマに着替えて先程の部屋に戻ったら、マイキーさんはベッドに仰向けに寝転がっていた。


マ「お、戻ってきた」

『はい』



この会話からの沈黙。
やばい。話すことが何一つない。どうしよう……。


『あ、あの、』

マ「ん？」

『お腹すきません？』


咄嗟にでた言葉がこれ。
食い意地貼ってんのか。私は！！


『なんか食べたいものありますか？』



まぁ料理は得意な方だし、首領に食べさせられないようなものを作るほど下手ってわけじゃないから大丈夫だろう！……たぶん。


マ「Aを食いたい」

『ん？』

マ「……俺がAの部屋に泊まりたいって言ったの今日が初めてだよな」


おっと、、、、急に話が変わってる…。
まぁ続けて聞こう。



『そうですね。』

マ「なんでかわかる？」



彼はそう言うと私の腕を掴み、強引にベッドに引きづりこんだ。
もう訳が分からない。どうすればいいのやら。


マイキーさんは私を組み敷いた。
私の視界は彼でいっぱいだ。




相変わらずイケメンだなぁ。なんて私は呑気に思っているけど、彼はどうやらお怒りのご様子。

………いや、私なんかしたっけ？？



マ「なんで他の男と酒飲んだ？なんで他の男に触られて、笑顔振りまいて、喋って、近くにいて。
お前は俺のモンだろ？お前がパシられるのが嫌だって言うから俺はお前を幹部に入れてやった。だからって他の幹部と仲良くする必要はねぇ。」


マイキーさんは怒ったような、でも少し悲しそうな顔で私に言う。そして次第に顔が近づいてくる。
鼻と鼻が触れそうになったくらいになって、私は口を開いた。



『……あの

私ってマイキーさんの"物"なんですか？』





マ「あ？」

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