【梵天】私の婚活、邪魔すんな！

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朝起きて、春千夜とお出かけする準備をしていた。





ドレッサーに座りメイク道具を出した。
今日はお出かけだし、いつもより丁寧にやろう。


そう思ったらピンポンがなった。



ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ


いや、めちゃくちゃﾋﾟﾝﾎﾟﾝ押されてるし！？何！？！？
部屋の中から外の様子を見てみると春千夜が立ってた。




すぐにスマホを開いて春千夜に電話した。


春「あ"ぁ"！？おい起きてんなら早く出て来いや！」

『いや、準備くらいさせてよ』

春「ﾁｯ…………車ん中で待ってる……」ｶﾞﾁｬ



そう言われ、スマホを切られた。
なんやかんやで春千夜って優しいんだよな。昔から。



大急ぎでメイクを済ませ、カバンにスマホとか財布とかハンカチ等を入れて家に鍵をかけて春千夜のところに向かった。



春「おい、おせぇんだよ！！この俺を待たせるっててめぇいつからそんなに偉くなっ……た……」

『ほんとにごめんって。だってこんなに早く来てくれるって思ってなかったから』


春千夜、なんか途中から上手く喋れてなかったけど大丈夫？




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(春千夜side)



車ん中で遅ぇなって思いながらイライラしながら待ってたら、10分くらいしてあいつが入ってきた。

文句の1つや2つ言ってやろう。そう思ってあいつを見たら、

…………めちゃくちゃ可愛かった。



落ち着いた感じのピンク色のワンピースに白いカーディガン。いつもは下ろしてる髪も今日は1つにゆるく三つ編みにしてる。

他の男と遊んでた時の何百倍、いや何千倍も可愛い。



『ほんとにごめんって。だってこんなに早く来てくれるって思ってなかったから』

春「……そうかよ」




それから車を動かした。




『そいえばさこんな早くからお出かけって、どこに行くの？』

春「ちょっと遠くに行くんだよ」



どこに行くかはAに伝えてない。


『へえ〜！』

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