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「いや、そのまんまの意味だって」
「今から見てみる?」
『はい!おふたりが宜しければ』
春千夜さんの許可はいらないのかって心配する人はいるかもしれない。だがしかしあんなやつの許可なんざ要らんわ!こっちは許可なく写真撮られてるのだから。
蘭ちゃんが沢山ある部屋のひとつのドアを開けてそこに入った。私と竜ちゃんも続いて入る。
「この部屋、俺ら幹部や三途らがだいたい居る部屋だから。」
『あーなるほど。』
「あいつももう少ししたらここに戻ってくると思うよ。今仕事に行ってっから。」
そう言いながら、勝手に許可なく春千夜さんのパソコンを開く蘭ちゃん。
「ほら開いたっ!これこれ」
『はぁ!?最悪!』
思わず叫んでしまった。パソコンの画面一面に私の写真。これは恥ずかしすぎる。
「あいつ、やべぇから。スマホの写真ホルダーほとんどAちゃんの写真でいっぱいだから。たまに俺らにも送ってくるくらい。」
「ほら。」
と言ってスマホの画面を見せられる。
『てか、竜ちゃんもちゃっかり保存してるじゃないですか!消してくださいよ…』
「別にいいだろ。お前三途の女じゃねぇんだし」
「そーそ。それにもしAちゃんが例えあいつの女だとしても奪うだけだし」
『え、えぇ』
「おいおいおい、全部聞こえてんだよ!灰谷ィ」
「うわ、来た………ダル」
『は、春千夜さん』
ここで突然の春千夜さんの登場。
何かを両手にそれぞれ持って、蘭ちゃんと竜ちゃんの頭に当ててる。
なんだろう……?
『……えっ、、、、、ちょっちょっと、なんてもの持ってるんですか!?!?春千夜さん!!!!』
春千夜さんが持ってるもの、それはピストルだった。
「Aちゃ〜ん、三途が俺のこといじめてくる〜」
と言って春千夜さんを無視して私に抱きつく蘭ちゃん。ほぼ初対面で、抱きつかれるとは思わなかったのでびっくり。
「兄貴だけずりぃ」
と、ぽつりと竜ちゃん。
あ、あれぇ〜あそこに般若みたいな顔した人がいるぅ〜(現実逃避)
春千夜さんが、すごい怒った顔をして両手で銃を構える。そして銃のトリガーを引く。
バァンッ!!バンッ!!!
『うわっ!!!』
春千夜さんはわざと蘭ちゃんと竜ちゃんを避けて発砲した。
「めんどくせぇなァ、三途」
「これ、ボスにバレたらやべぇぞ」
なんて呑気に言ってるお2人。
でも、私はそんなに呑気になれない。
『春千夜さんの馬鹿っ!!!』
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タムタム - 年齢設定違和感あるなぁ (2022年3月9日 1時) (レス) @page20 id: bc2f92c74f (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - あっぷるさん» ありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです☺️ (2021年11月3日 21時) (レス) id: fe46b500ec (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - ATR214YSさん» ありがとうございます!! (2021年11月3日 21時) (レス) id: fe46b500ec (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - 初めて、陰ながらに見させていただいていました!とても面白くて面白かったです!お疲れ様でしたー! (2021年11月3日 20時) (レス) @page28 id: e7ca48453b (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした! (2021年11月3日 20時) (レス) @page28 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めめ | 作成日時:2021年10月15日 23時