【ｎ年前】〜マレウスside〜 ページ10
ここからは、ツイステメインストーリー7章の内容が部分的に含まれております。ご注意ください。
僕がまだ幼い頃、何もかもが嫌になって家出をしたことがある。
兎に角走って、走って、走りまくると、行ったことのない知らない場所に辿り着いた。
小さな集落。人間が住んでいた。
「………ん？君は、、、」
僕が集落の入り口で佇んでいると、後ろから声をかけられた。
ピンク色の髪にエメラルドグリーンの瞳の美しい女。
耳が尖ってる。妖精か？ここの集落には人間が住んでると言うのに。
「こんな所で会うなんて偶然だね」
笑顔でそう言った彼女は僕を自身の家に案内してくれた。
一人暮らしの木でできた小さな家。
彼女は僕にミルクティーを用意してくれた。
「お前は僕のことを知っているのか」
「知ってるよ〜私は偉い妖精だからね」
僕の真正面に座り、肘を着いて妖艶に微笑む。
その彼女の笑みに僕は惹かれた。
「どのくらい偉いんだ？僕のお祖母様とどっちが偉い？」
「君のお祖母様……。マレフィシアだね。」
聞いた所、彼女は僕のお祖母様の幼馴染で僕のお母様の教育係をしていたらしい。
名前は、エルラ・フローラ。
僕よりかなり年上。
だけど、妖精族だから見た目は若く見える。
フローラ家とは聞いたことがあった。
大地の神を始祖とする妖精族。
自然を荒らす人間から大地の恵みを守る為に生まれた一族である為、その家系の者は皆、身体能力、魔力に長けており、戦闘向きならしい。
彼女はそのフローラ家の生き残り。
彼らの人間嫌いは特に酷いと聞いていたが、何故か彼女は人間と暮らしていた。
「…………で？
なんで茨の谷の次期当主様がこんな辺鄙な場所にいるの？」
「僕は城に戻りたくない」
「じゃあ、ここで私と一緒に住む？」
"それもいいかもね〜まぁもしそうなったら私の首飛びそうだけど"なんて物騒なことをケラケラと笑いながら呑気に言っていた。
「なぁに？頬っぺ赤くしちゃって。可愛いねぇ」
「う、うるさい！い、一緒に住むとか、軽々しく言うな」
「あははっ！初心だね〜可愛い可愛い」
頬をつつかれ、僕は彼女に揶揄われた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1531人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めめ太郎(プロフ) - アイカさん» コメントありがとうございます。フロイドとシルバーとデュースですね、了解です！こちらこそ読んで頂きありがとうございます！！ (3月10日 21時) (
レス) id: 60593fa02c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - 続編お疲れ様です&おめでとうございます。フロイドが可愛いので美味しい思いさせてあげてほしいです← あと、シルバーとデュースも好きなのでもっといっぱい出していただけたら嬉しいです（笑） 更新ありがとうございます。応援しています。 (3月10日 8時) (レス) id: d6e35f0f31 (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - 無地さん» コメント嬉しいです。こちらこそ読んで頂きありがとうございます。マレウス様の本格的な登場はもうすぐです‼️お楽しみに‼️ (3月6日 22時) (レス) @page2 id: 60593fa02c (このIDを非表示/違反報告)
無地(プロフ) - マレ様登場待ってました…命助かります。大変大好きなストーリーで毎夜毎夜楽しく読んでほくほくした気持ちで寝てます。小説を産んでくださりありがとうございます。 (3月6日 1時) (レス) @page1 id: a22e934912 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めめ | 作成日時：2024年3月5日 21時
