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レオナおじたんはお偉いさん方に挨拶があるということで、私にチェカくんを預けてどこかへ行ってしまった。
「Aたん！僕ケーキ食べたい！！」
国外からも来ているセレブもいるような豪勢なパーティなので、並べられている料理に並のものは1つもない。
『うん。取ってあげるね。チェカくんどれがいい？』
「Aたんと一緒のがいいー！！」
う"っ！！！！
尊いの供給過多。
危ない危ない。
気を緩めてたら、胸を抑えて吐血しながら倒れ込むという典型的な限界オタクと化していた所だった。
『そっかァ。それじゃあショートケーキにするね』
それはもう幸せの時間。
と、言いたいのだが、そうもいかないのかもしれない。
なぜなら、私の視界の端から視線を感じた。
睨みつけられてるような、少なくともいい感じではない。
ま、まさかチェカくん狙い………！？
それもそうか。
チェカくんは王位継承権を持つ夕焼けの草原の王子。
殺し屋とか金目当ての反社がこのパーティーに紛れ込んでてもおかしくない。
私が守るってことも出来るかもしれないけどやっぱり危険だ。
SPが周りにいるファレナさんの所にチェカくんを預けた方がいいのかも……。
『チェカくん、私ちょっと用事を思い出してね、お父さんの所に戻ろうか。お父さんとお母さん心配してるよ』
「えーもっとAたんと一緒に居たかったぁ…
でも仕方ないか………」
しゅんと落ち込む天使。
ごめんよぉおおおお！落ち込ませたかったわけじゃないんだ。
だけどさぁ、これは仕方ないことなんだよ。
私はチェカくんと手を繋いで、ご両親の元へ彼を預けた。
SPがたくさんいるし、チェカくんが襲われる隙はないだろう。と安心したのも束の間、視線が消えることは無かった。
というか、視線を送ってくる人が近づいてくる……？
誰なのかと思い、後ろを振り返ると、そこにはゴージャスなドレスを着た獣人族のお姫様だった。
……めちゃくちゃ美人。
『………あ、あの、なにか………？』
「あんたってぇ、あの超有名なハイブランド、"ルヴェール"の社長兼代表取締役のご令嬢様？」
………なんだろう。すごく嫌味っぽく聞こえる。
というか、実際にそうなのかな。
『そ、そうです…………』
私の恐怖対象はだいたい陽キャだけど、こういう自信たっぷりな威圧的な女の人も恐ろしいということを今日初めて知った。
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めめ太郎(プロフ) - アイカさん» コメントありがとうございます。フロイドとシルバーとデュースですね、了解です！こちらこそ読んで頂きありがとうございます！！ (3月10日 21時) (
レス) id: 60593fa02c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - 続編お疲れ様です&おめでとうございます。フロイドが可愛いので美味しい思いさせてあげてほしいです← あと、シルバーとデュースも好きなのでもっといっぱい出していただけたら嬉しいです（笑） 更新ありがとうございます。応援しています。 (3月10日 8時) (レス) id: d6e35f0f31 (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - 無地さん» コメント嬉しいです。こちらこそ読んで頂きありがとうございます。マレウス様の本格的な登場はもうすぐです‼️お楽しみに‼️ (3月6日 22時) (レス) @page2 id: 60593fa02c (このIDを非表示/違反報告)
無地(プロフ) - マレ様登場待ってました…命助かります。大変大好きなストーリーで毎夜毎夜楽しく読んでほくほくした気持ちで寝てます。小説を産んでくださりありがとうございます。 (3月6日 1時) (レス) @page1 id: a22e934912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めめ | 作成日時：2024年3月5日 21時
