第8話 ページ10
今日はシエルとセバスチャンが仕事をするので少し外に出ていてほしいって事で、今は散歩中です。
にしても、ロンドンは凄いなぁ。
ビッグベンもでかいし、初めて見たわ…。
「い、いや…！！はなしてください！！ママァ！！どこぉぉ…」
「騒いでんじゃねぇ！！餓鬼が、こっちに来い！！」
「いやぁぁぁぁあ！！」
声のする方を見ると、小さな女の子が路地裏に連れていかれようとしていた。
は？女の子虐めるクソ野郎…その汚い手で触んじゃねぇ！！
私は女の子連れていかれた路地裏に走っていった。
あ、ちなみに今日はラフな格好だから走りやすいんだ。
路地裏に行くと、女の子が袋の中に入れられようとしていた。
『やめろ、クソ野郎！！！』
「あ？なんだテメェ…見てんじゃねぇ！！」
『女の子を虐めてるクソ野郎共の行動を見逃すわけねぇだろが！！』
すると男どもは一斉に私にかかってきた。
が、私はそれを華麗にかわし男どもにキツイ腹パンを食らわせてやった。
「グハッ！！」
「うっ…お、おめぇ…」
『ふんっ、ボクシング全国大会3位の実力を舐めんなよ？』
そして私は、女の子を助けようと近付き、袋から出してあげた。
『大丈夫？』
「ぁ、ありがッ…！？お姉ちゃん、後ろ！！」
『えッ…？』
ガッ！！
鈍い音がした後に、私の頭に痛みが走った。
私はその場に倒れ、生暖かい液が私の額に流れながら、意識が朦朧となり…目の前が真っ暗になった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
〜シエルsaid〜
僕はセバスチャンと一緒に裏の仕事の資料を見ていると、いきなりドアが開き、フィニが息を切らしながら入ってきた。
「どうした、フィニ。そんなに慌てて。」
「はぁ…はぁ…お嬢様がッ名無しお嬢様が、何者かに連れていかれちゃった！！！」
何ッ！？名無しが？
「お嬢様は、今何処に？」
「分かりません…買い物をしてたら、お嬢様が袋に入れられて連れていかれて…どうしよう…！！」
「落ち着いてください、連れていった者の特徴は分かりますか？」
「ぁ、えぇっと…あ！ピンクのハートのタトゥーをしたガタイのいい男の人がいました！！」
「セバスチャン、行くぞ！！」
セバスチャンは、はい。と言ってすぐに馬車を準備させた。
名無し…名無し！！
無事でいてくれ…！
〜シエルsaid〜終了
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ふうぴー - 更新出来る速度で無理しないでくださいね！ (2021年3月13日 20時) (
レス) id: 50dec30e95 (このIDを非表示/違反報告)
ＡｉＮＡ(プロフ) - えっ……好き……神ってる！天才だぁ！更新頑張って下さい！続き楽しみにしてます！ (2021年2月8日 8時) (レス) id: b2db9da73f (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - アーヤさん» ありがとうございます！これからも頑張らせていただきます。 (2018年7月27日 21時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ(プロフ) - すごく面白かったです！更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年7月27日 19時) (レス) id: 57c5ec1826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木隆 | 作成日時：2018年6月5日 20時
