第6話 ページ8
「あら、ぼうや。その方が仰っていた名無しかしら？」
「はい。女王陛下。」
目の前にはあの優しそうなお祖母様、だけど女王陛下と、ダブルチャールズがいた。
あ、さっきより緊張。
「名無し、挨拶しろ。」
『あ、あぁああの！…名無しといい、いいます！！い、以後、ぉぉお見知り置き…を。』
「あら、ふふふっ。可愛らしいお嬢さんね。私はヴィクトリアよ。よく夫と一緒に舞踏会に来ていたわ…ぁぁぁぁあああ！！アルバートぉぉおお！！」
ワァオ、今あの一連の流れを見ているぜ。
いつ見ても驚きだぜ。
「…知ってると思うが、いつものことだ。」
『…分かっている。』
「グスッごめんなさい。取り乱してしまって…。あぁ、貴方達も自己紹介を。」
するとダブルチャールズは私の前に出てきた。
「僕の名前はチャールズ・グレイ。」
「俺の名前はチャールズ・フィップス。」
「二人合わせてダブルチャールズ。我らが女王陛下の秘書部下系執事。ヨロシク。」
えぇ、知っています。
知っていますとも…イケメンだよ。
「へぇ〜？思ったよりも可愛らしい顔してるんだねぇ。…ねぇ、僕のお嫁さんになる？」
…は。
『はぁ！？』
いきなりグレイが恥ずかしい事を言ったから、私の顔はみるみる赤くなっていった。
「なんてね、ジョーダンだよ。赤くなっちゃってかーわいッ♪」
「グレイ。あまり彼女をいじめるなよ。…少し失礼。」
そう言ってフィップスは私に近付いてきた。
するといきなら、私の背中に腕を回してきた。
『！？あ、ぁぁぁぁああの、フィップス…さん！？』
私がそういうとフィップスは離れ、すまない。と言って私に謝った。
「背中に糸屑がついていたんだ。貴女のような人には、このようなゴミは似合わない。」
そう言って再度私に謝った。
はぁぁぁぁあ…二回連続びっくりした！！
イケメンに告白されて(冗談だけど…)抱きつかれたんだよ！？(ゴミを取っただけだけど…)
びっくりするよねそりゃ！！
するとセバスチャンがいきなり私の前に立った。
『…？セバス、チャン？』
「…。…坊ちゃん、そろそろ。」
「ムッ、そうか。女王陛下、我々は少し用がありますのでこれで。…お時間をとらせてしまって、申し訳ありません。」
2人が女王陛下に向かってお辞儀をしたので、私も慌てて2人に合わせてお辞儀をした。
そしてここから立ち去ろうとしたが、グレイに腕を掴まれ、抱きつかれた。
『え、えぇ！？』
「…ーーーーーー。」
『へ？』
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ふうぴー - 更新出来る速度で無理しないでくださいね！ (2021年3月13日 20時) (
レス) id: 50dec30e95 (このIDを非表示/違反報告)
ＡｉＮＡ(プロフ) - えっ……好き……神ってる！天才だぁ！更新頑張って下さい！続き楽しみにしてます！ (2021年2月8日 8時) (レス) id: b2db9da73f (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - アーヤさん» ありがとうございます！これからも頑張らせていただきます。 (2018年7月27日 21時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ(プロフ) - すごく面白かったです！更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年7月27日 19時) (レス) id: 57c5ec1826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木隆 | 作成日時：2018年6月5日 20時
