第27話 ページ33
「「主！！」」
座り込んだ俺に気付いた三日月と陸奥守が近づいて来た。
「主、大丈夫か？」
「おまん誰じゃ！」
陸奥守が宮川に話しかけた。
「俺はコイツの親友だよ！まさかこんなとこで会うなんて思わなかったよ。お前も、俺に驚いて尻餅なんかついたんだろ？」
宮川が、優しくニコッと笑った。
身体中が支配されている。
この笑顔が…大嫌いだ…。
俺は、ゆっくり縦に首を動かした。
「あ、そうだ！俺お前に話したいことがあるんだよ！こっち来て！」
『ぁ…』
宮川が、俺の腕を引っ張ってどこかに連れて行った。
後ろを振り返ると、2人が心配そうにこっちを見ていた。
〜〜〜〜〜
俺は人気のない路地裏に連れてこられた。
「…おい。」
宮川が不機嫌そうに話しかけてきた。
『は、はい…』
思わず敬語になってしまう。
自分より年下であり、少し背が高い宮川だが、その存在感に何も言えない。
「誰だよアイツら。」
『と…刀剣男子…の、一部です』
「刀剣男子ぃ？あぁ、最近話題になってたなぁそういや。…なんだぁ？新しいお前の主達かよ？笑えんな。」
『ッ…あ、主は…俺、です。』
「あ？お前が主？…何俺の他に男に触らせてんだよ。」
宮川は、俺を壁まで追い込み、足で壁をついた。
『違う…刀剣たちは…俺に何も、してない…』
「嘘付けよ。お前はただの肉便器にしかなれねぇだろうが。それとも何か？アイツらにケツ振ってんのか？」
『ッ違う！！アイツらはそんなんじゃ…ぁ』
俺はゆっくりと宮川に近付いてきた。
顔が真っ黒だ、怒っている。
俺が反抗したから…宮川の手が力強く握られている。
「なんだお前…主人にたてつくのかよ。下僕のくせに」
宮川が大きく拳を振り上げた。
殴られる…。
そう思った俺は、目をギュッと瞑った。
…が、いつまでたって殴られない。
ゆっくり目を開けると…。
「…おまん、主に何しとんじゃ…。」
「主に手を出すことは…俺たちが許さない…。」
三日月が宮川の手を掴み、陸奥守が拳銃を向けている。
「…。なぁんてな！まさか殴るわけねぇだろ？お前は親友だからな！じゃあな、また会おうぜ！」
宮川は三日月の手を振り払い、服を整えて、俺の横を通っていった。
「お前が俺から逃げられるわけねぇからな。」
宮川が行った後、俺は自分の腕を強くつかんだ。
…………はぁ…はぁ…。
『…なんで…いるんだ…』
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黒希輪廻(プロフ) - あと、文字化けが所々えぐいっす…… (2019年6月15日 19時) (
レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
黒希輪廻(プロフ) - な、七話の内番の話、髭切が髭丸に…… (2019年6月15日 19時) (レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» ありがとうございます！これからも頑張ってまいります！ (2018年7月22日 13時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
豆犬(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ(*´∨｀*)これからも、頑張ってくださいね!!応援してます！ (2018年7月22日 1時) (レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» 皆さま本当にご報告ありがとうございます…。アホな間違いを見せてしまいお恥ずかしいデス…。 (2018年7月21日 23時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木隆 | 作成日時：2018年4月24日 19時
