第18話 ページ21
『んっ…あれ…？』
目を開けると、見慣れた天井が見えた。
でも…あれ？俺五虎退たちと色々あったんじゃ…。
「起きましたか？」
『…一期。なんでここに？』
一期は申し訳なさそうに俺?あなた)蕕鮓�ていた�
「私が泣いた後に、主が倒れてしまったのです。本当に申し訳ありません…。」
そうだったのか、なるほどなぁ…。
ん？
『い、今主って…！』
一期はフッと笑って、俺の目をまっすぐ見た。
「私は…ずっと誰かに話したかったんです。しかし、弟たちには迷惑がかけられないから…だから抑えていました。でも、貴方は私に言ってくださいました。…俺になら甘えてもいいのだと…本当に嬉しかった…。」
一期は、胸の前でギュッと手を握った。
「私は、主に恩返しをしたいんです。弟たちや、私を救ってくださった御礼を…迷惑でしょうか？」
一期は、緊張しているようなのか、俺の目をジッと見ていた。
俺は、少し驚いたが、すぐにフッと笑った。
『そうだなぁ。まぁ俺はお前らが笑えるようになればそれでいいんだけど…その恩返し、楽しみにしてる…』
俺は一期の頭をポンポンっと叩いた。
一期は、少しビクッとなったが、すぐに肩を下ろし、頭を撫でられたのが嬉しそうに笑った。
すると襖がスパンッと開いた。
「！…乱に薬研、五虎退も…」
「主！」「あるじさま！」
乱と五虎退が、主と叫ぶと俺のところに近付いた。
「主！怪我大丈夫？」
「あるじさま！お、お怪我痛く…ありませんか？」
『あぁ。俺は大丈夫だけど、五虎退は怪我ねぇか？』
五虎退は、涙目で俺の服の裾をギュッと握って、は…はい。と言った。
俺は五虎退が怪我してないということが分かって安心した。
五虎退は怪我してねぇんだな…良かった。
俺は五虎退の頭を撫でた。
すると、薬研がゆっくり俺に近付いてきた。
『？どうした…？』
俺は薬研に問いかけたが、返事がなく、薬研はただ俺を見つめていた。
「…。…ありがとう…。」
『え？』
薬研はいきなり俺に礼を言ってきた。
「…お、俺や…一兄とか、弟たちを助けてくれて…あ、ありがとう…。」
薬研は顔を赤くしながらも、小さな声で言った。
俺や他の3人も驚いた顔をしていた。
まさかあんなに俺を嫌がっていた薬研が…俺に御礼を言ってくるなんて…。
俺はフッと笑って、薬研をこっちに来るように手招きをした。
『…お前も甘えていいんだ…薬研。』
薬研の頭を優しく撫でた。
薬研は…嫌だと言っていたが…嬉しそうだった。
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黒希輪廻(プロフ) - あと、文字化けが所々えぐいっす…… (2019年6月15日 19時) (
レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
黒希輪廻(プロフ) - な、七話の内番の話、髭切が髭丸に…… (2019年6月15日 19時) (レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» ありがとうございます！これからも頑張ってまいります！ (2018年7月22日 13時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
豆犬(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ(*´∨｀*)これからも、頑張ってくださいね!!応援してます！ (2018年7月22日 1時) (レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» 皆さま本当にご報告ありがとうございます…。アホな間違いを見せてしまいお恥ずかしいデス…。 (2018年7月21日 23時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木隆 | 作成日時：2018年4月24日 19時
