第15話 ページ18
『ふわぁあ…眠っ』
朝起きて、長い廊下を歩いていた。
すると、目の前に1匹の虎がいた。
『お前は…五虎退のところの。どうした、お前の主はどこにいるんだ？』
俺はしゃがんで、虎の頭を撫でようとした…が。
ギャウッ
『いっ…』
虎に手を噛まれてしまい、指から血が流れてしまった。
「ご、御免なさい！！大丈夫ですか…！？」
五虎退はビクビクとしながら、俺の手を触ってきた。
『あぁ。大丈夫、これくらい平気だから。』
俺は五虎退の頭を撫でようとした…が、これもまたふさがれた。
5匹の虎がギャウギャウッと鳴いて、俺を威嚇してきた。
「だ、大丈夫ですよ、虎さん。このあるじさまはいい人ですよ。」
えっ…と言って、俺は五虎退?あなた)蕕鮓�た�
五虎退は優しくニコッと笑った。
「前のあるじさまは、虎さんを見つけるとすぐに怒って…躾がなってないって僕はよく怒られました…。」
五虎退は虎の頭を優しく撫でて悲しそうな顔をした。
「けど、あなたは虎さんを見ても怒らなかったし…ぼ、僕のことも優しく撫でようとしてくれました。…それに、僕三日月さんのをみ、見てました…すみません。」
五虎退は怒られると思ったのか、目をギュッとつむった。
俺はフッと笑って五虎退の頭を撫でた。
『別に怒らねぇよ。怪我、心配してくれてありがとな。』
五虎退は嬉しそうにパァッと明るくなった。
すると、俺の指を噛んだ虎が、ペロペロと怪我した指を舐めてきた。
『…お前も、俺のこと心配してくれんのか？ありがとう。』
俺は虎の頭を撫でた。
虎は、ギャウと嬉しそうに鳴いた。
が…俺の前に黒い影が現れた。
俺はすぐに避けて、黒い影の姿を見た。
「大丈夫か？五虎退。」
『…薬研…藤四郎…』
短刀を持ちながら、五虎退を後ろで守り、俺を睨んでいる薬研がいた。
「…気安く名前を呼ぶな。五虎退に何もしてないよな…」
「あの！あるじさまは何もしてないです！ぼ、僕のことを慰めてくれただけです…」
薬研は五虎退の話を聞き、キッとまた俺を睨んできた。
「…その汚ねぇ手で五虎退に触んな。」
薬研は俺の首に短刀を突きつけてきた。
『…。』
俺はその短刀を手で強く握った。
「！？あんた今の話聞いてたか！！」
『…お前の綺麗な短刀を…俺の汚ねぇ血で汚すなよ…。』
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黒希輪廻(プロフ) - あと、文字化けが所々えぐいっす…… (2019年6月15日 19時) (
レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
黒希輪廻(プロフ) - な、七話の内番の話、髭切が髭丸に…… (2019年6月15日 19時) (レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» ありがとうございます！これからも頑張ってまいります！ (2018年7月22日 13時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
豆犬(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ(*´∨｀*)これからも、頑張ってくださいね!!応援してます！ (2018年7月22日 1時) (レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» 皆さま本当にご報告ありがとうございます…。アホな間違いを見せてしまいお恥ずかしいデス…。 (2018年7月21日 23時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木隆 | 作成日時：2018年4月24日 19時
