プロローグ ページ1
俺は普通の大学生。
普通に就職して、普通の社会人になって、結婚して、ただ死んでいく…。
そんな目立たない生活だと思ったのにぃ…!
今日は教授に呼ばれた。俺に用事がある人?がいるらしい…。
?は気にしないでくれ。人かどうか分からないんだ。
俺は教授の部屋の前に立ち、ノックをしてから中に入った。
『失礼しまっ…。ぇ?』
目の前には狐が1匹。ウルウルの瞳でこちらを見ている。
「隆様!!貴方の力が必要なのです!!
是非…是非我が本丸に来てください!!」
き…狐が喋った…。
『え。無理っす。』
俺は帰ろうとすると、教授はまぁまぁと言って俺を引き止めた。
「話だけでも、聞いてやってくれないか?」
教授に言われたのなら仕方がない。
俺は渋々部屋にあったソファーに座って、狐の話を聞いた。
〜〜〜〜
『…で、そこの審神者が死んだから、俺がブラック本丸を直してくれと?』
「その通りでございます!!」
俺は、成る程ねぇ。と言って背凭れに寄りかかった。
「では隆様…来て頂けますか?」
『うん、無理。てかもっと無理になったわ。』
何故ですかぁ!!と狐は泣き出した。
『俺誰かの相談とかのったことねぇし。まず友達いねぇ奴が深刻な場所の人?達を立て直すとかもっと無理だろ。』
「…隆くん、私からもお願いしよう。」
教授は俺に向かって深く頭を下げた。
『なっ…なんで教授が…』
「隆くん、君には素晴らしい力があるが、それを嫌うかのように隠している。だが、私はそれは勿体無いと思うのだ。だから、君の力で彼らを救って欲しい…。」
教授は頼む…。と言ってまた頭を下げた。
…俺にはそんな力なんてない…。
けど恩師の教授の頼みだ。断る訳にはいかない…。
『…。おい、狐。その本丸にはいつ行くんだ?』
「!!隆様…!では、来てくださるのですね!?」
『他ならぬ教授の頼みだ。断る訳にはいかねぇよ。』
狐は嬉しそうに飛び跳ねている。
この時はまさかこんなにも大変だなんて…思いもよらなかった。
120人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒希輪廻(プロフ) - あと、文字化けが所々えぐいっす…… (2019年6月15日 19時) (レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
黒希輪廻(プロフ) - な、七話の内番の話、髭切が髭丸に…… (2019年6月15日 19時) (レス) id: 4f06722720 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» ありがとうございます!これからも頑張ってまいります! (2018年7月22日 13時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
豆犬(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ(*´∨`*)これからも、頑張ってくださいね!!応援してます! (2018年7月22日 1時) (レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
高木隆(プロフ) - 豆犬さん» 皆さま本当にご報告ありがとうございます…。アホな間違いを見せてしまいお恥ずかしいデス…。 (2018年7月21日 23時) (レス) id: 6a7738c53a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:高木隆 | 作成日時:2018年4月24日 19時