ワタシ、アイシテル 【Yuri.C】

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ﾊﾟﾘｰﾝ




ｶﾞｯｼｬﾝ




A｢いたいっ、お母さん、やめてよ…｣




｢あんたさえ、いなければ…｣




｢おい、やめろよ！｣




A｢おとっ……さん、、｣





｢ごめんな…ごめんな、A｣





夢を見た



もう、何年も前かの。



もうあの時のことは忘れたはずなのに、体は覚えてるみたい。手が、足が、がくがく震え出すの。



こわい、いたい、なきたい、つらい。



小学生で親が離婚。父親に引き取られて数年、新しいお母さんが現れた。

何年かは優しかった。私を割れ物のように扱う、その手つき。けして嘘ではないと思っていた。
大好きだった。お母さんが。



なのに。
母親からの虐待。当時中学生だった私は、突然起こり始めた母からの暴力の意味が、全くわからなくて。




自分がなんで殴られているのか、



今私は、痛いことをされているのか。



もう、痛みも感じなくなった体を一生懸命さすってみるけど、全く何も感じなくて。





毎日まいにち、殴ることを繰り返しては、増えていく体のあざ。けど母はけして、顔を殴ることは無かった。




父に気づかれないため。お父さんは、優しかった。離婚してからも、私を愛してくれた。




けど、同じように母もお父さんを愛してた。だから、私が邪魔だった。




お父さんが虐待に気づいたのは、中２の夏。



虐待が分かってからすぐ、母とは離婚したけど、









父は、交通事故で亡くなった。




即死だった。







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