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「来た。」
松本さんがLINEを読むのをジッと待った。
一方二宮さんは黙々とビールを飲み続けている。
「・・・翔さんの話だと、急な仕事が入ったっていうのもあるらしい。」
「櫻井さんは大野さんのこと、よくご存じなんですか？」
携帯をテーブルの上に置いた松本さんは、チラッと私を見た。
「一番つき合い長いし、翔さんリーダーの仕事の窓口みたいなこともしてるから。」
「窓口・・・。」
「大野さんてさ、才能はあるけど交渉能力とか無いわけよ。
っていうか興味が無いようで、仕事の依頼が重なっても全部受けちゃって毎日徹夜なんてこともあったわけ。
そしたら翔ちゃんが心配しちゃって、自分がスケジュール調整するからって。
もうマネージャーだよね。」
「や、あれはお世話係でしょ。」
２人揃って敬意を持っているのか呆れているのかよくわからない。
「・・・そうなんですか。」
「まぁそんな訳で、大野さんの仕事場にも顔出ししてる翔さんは最近ちょっとおかしいとは思ってるみたい。」
「おかしいって？」
二宮さんも気になるみたいで松本さんを促す。
「ん、仕事にのめり込んでいるっていうか・・・部屋に帰らないこともあるみたい。」
「何かあったのかな。」
「・・・あったんじゃないの？
そうでなきゃ、柚木さんからの連絡を無視なんかしないと思う。
おれ・・・送ってみよっか。」
松本さんがサッと携帯を操作した。
「もう１回送ってみればいいのに。」
「ぁ・・・」
二宮さんの言葉に声が出かかったけど、すぐ呑み込んでしまった。
待っててって言われたこと、なんか言い辛くて。
それに二宮さんに聞かれたら、大野さんの彼女の話やそれにまつわる私たちの関係まで言わされそう。
何よりも、多分大野さんと彼女がうまくいってないってことぐらいしか知らない人達に、勝手に話す訳にはいかない。
その日私が帰るまでの間に、特別早いっていう松本さんにも返事は来なかった。
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Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。やっと向き合うことが出来ました。後はひたすら甘く・・・したいです。 (2021年9月22日 23時) (
レス) @page29 id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 良かった…やーっと誤解だと智くんに伝わった。 (2021年9月22日 22時) (レス) @page29 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» 基本智くんは無口ですが、ここの彼は２人だと喋ってくれます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 智くんの大きな勘違い…口数が少ないから余計に？？？ (2021年7月28日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2021年6月8日 10時
