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ピンポン！とインターホンが鳴って大野さんが出た。
画面に映った人を確かめて、無言で解除する。
大野さんによるとさっきの電話は櫻井さんだったらしく、仕事場に行ったのに大野さんがいないからかけてきたらしい。
大野さん、私と会っちゃったから急遽部屋に来るはめになったのよね。
仕事の邪魔しないように帰ろうとしたら
「翔くんとの話はすぐ終わらせっから、メシ食いに行こ？
その後送ってく。」
そんなことを言い出した。
大野さんの部屋で櫻井さんに会うのはバツが悪いなって思っていたら、インターホンが鳴ったわけで。
目と鼻の先にいたわけだから早いのは当たり前だけど、自分の居場所に困ってちょっと焦る。
「何でこっちにいるのさ。
・・・あれ・・・お客さん？」
櫻井さんが大野さんと一緒に部屋に入って来て
「え・・・。」
私と目が合って固まった。
「・・・お邪魔してます。」
「・・・あ・・・。」
「変なの、ここ翔くんちじゃねぇのに。
翔くんも言葉になってねぇし。」
そう言われれば櫻井くんに言うことじゃないけど、でも咄嗟に出ちゃったんだもの仕方ないじゃない。
「お久し振りです・・・。」
「あ・・・お久し振りです。」
とりあえずそう言ったら同じように返してくれたけど、私が知っている櫻井さんじゃない。
「え、智くん、どういうこと？
ニノの彼女だって・・・。」
「翔くん、何言ってんの？」
大野さん、からかってるね。
自分が二宮さんにからかわれたからって、今度は櫻井さんに？
絶対混乱するのわかっててやってるのよね。
いたずらっ子みたいな目をしてるもの。
「え・・・わっかんねぇ・・・。」
「ほら、仕事の話！
Aちゃ・・・、終わるまでちょっと待ってて。」
「ぁ、じゃぁベランダ出てもいいですか？」
「ん、別になんてことないベランダだよ。」
ちゃん付けに戻ってしまった大野さんが可愛くて、緩んだ頬を隠しながら窓を開けた。
目の前に駅のホームが見えて、電車が入って来るとアナウンスが聞こえた。
目線を上にすると、ビル群がすぐ近くに見えた。
ネオンとかビルの明かりとかでまぶしい。
しばらくボーっと見ていたら
「お待たせ。」
大野さんが顔を出して言った。
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Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。やっと向き合うことが出来ました。後はひたすら甘く・・・したいです。 (2021年9月22日 23時) (
レス) @page29 id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 良かった…やーっと誤解だと智くんに伝わった。 (2021年9月22日 22時) (レス) @page29 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» 基本智くんは無口ですが、ここの彼は２人だと喋ってくれます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 智くんの大きな勘違い…口数が少ないから余計に？？？ (2021年7月28日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2021年6月8日 10時
