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「え、いいんですか？」
暗くなった店内に構わずに二宮さんはビールを開け、マスターは調理中だったらしくフライパンを手にした。
「今日は元々開けるつもりはなかったんだ。
誰も来るって返事が来なかったから。」
「じゃ・・・マスターは今日おやすみだったんですね？」
「・・・。」
マスターの手が止まる。
「？」
その沈黙の意味がわからなくて、二宮さんに助けを求めると
「潤くん、わかってないよ、この人。」
って鼻で笑われた。
「松本潤です、よろしく。
これからは名前で呼んで欲しいな。」
パッと振り向いて自己紹介をされて、マスターって呼ばれるのが嫌だったのかなって気付いた。
「松本さん。」
「おれのことは・・・？」
「二宮さん。
最初に名前を知った人ですもの、忘れません。」
忘れたくても忘れられない出来事だから。
あの時の二宮さん、怖かったし。
「話戻すけど、誰も来ないと思ってたらニノが何か作ってって連絡寄越して・・・まぁいいかってことになったわけ。」
「でも結局閉めちゃったしね。」
「今日は休みって気になってたからね。
だからこうしてメシを作ってるわけ。」
フライパンからいい匂いがして来る。
手際もいいしシェフみたいで流石だなぁって感心している間に、テーブルの上にこの前とは違うパスタが並んだ。
「まぁ、食べてよ。」
「ありがとうございます。
頂きます。」
完全にお邪魔虫なのに私の分まで用意してくれたんだからと有難く頂く。
大野さんが言っていた通り松本さんの作るものは何でも美味しくて、そのことを思い出したら何だか悲しくなってきたけど、ちゃんと完食出来た。
ここに集う松本さんの仲間はいつもそんな料理を食べられるんだなぁって羨ましかった。
「で、今日は大野さんいないのに何で？
まさかまた１人で飲みに来ましたなんてことじゃないでしょ？」
食べ終わったら早速二宮さんの質問が飛んで来た。
まぁ・・・いつも大野さんに誘われて来ていたんだから、そう思われるのは当たり前かもしれない。
「それは・・・。」
二宮さんはビールを飲みながらも、誤魔化すなって目でジッと見て来た。
うわぁ・・・やっぱり怖い・・・
この人に嘘はつけないわ・・・
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Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。やっと向き合うことが出来ました。後はひたすら甘く・・・したいです。 (2021年9月22日 23時) (
レス) @page29 id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 良かった…やーっと誤解だと智くんに伝わった。 (2021年9月22日 22時) (レス) @page29 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» 基本智くんは無口ですが、ここの彼は２人だと喋ってくれます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 智くんの大きな勘違い…口数が少ないから余計に？？？ (2021年7月28日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2021年6月8日 10時
