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それからというもの、二宮さんから頻繫にLINEが来るようになった。
内容はとりとめのない、まるで友達にするような事。
秘密を知られてしまったような感覚と、”５”との糸が二宮さんを通じて繋がっているような感覚が混ざり合って変な気分。
それでも心の奥には大野さんがいて、アクションを起こしたくても住んでる場所も知らないからどうしようもない。
二宮さんんなら知ってるかもしれないけど、まだ聞く勇気が無いし。
そんな気持ちを抱えて迎えた週末。
二宮さんからかかってきた電話は、珍しく初めから怒っていた。
「ちょっとさぁ、何なの？あれ。」
「はぃ？」
いきなり言われたって何のことだかわからない。
「大野さん！
ブスッとした顔で飲んでるだけ！
話にも乗ってこないし、あれじゃ何の為にいるんだか・・・。」
「・・・はぁ・・・。」
そんなことこっちに言われたって・・・
本人にぶつければいいじゃない
「ちょっと飲み直したいからさ、付き合いなさいよ。
１時間後に駅に集合ね。」
「え！」
１時間後？
え、待って！
「いなかったら店に向かって歩いて来て。
途中で会えるでしょ、じゃぁね。」
言うだけ言うとブチッと切れた電話。
何なの？あの人・・・
そう思いながらも着替えようと立ち上がる。
夜だし、メイクも簡単で・・・なんて時間を逆算したりして。
急な呼び出しなのに、行こうとしてる。
何だろう、これ
よくわからない・・・
時間ぎりぎりに電車を降りた。
家から駅まで走って走って・・・我ながら頑張ったと思う。
二宮さんに会ったら大野さんの愚痴を聞かされるのわかってたけど、混んでいる週末の駅を人の間を縫うように改札を目指した。
改札を出てやっと立ち止まって、あたりを見回した。
小柄な猫背を探したけどそれらしき人はいなくて、スマホを取り出して見る。
連絡が来てないのを確かめた時、いなかったら店に向かって歩いて来てって言われたのを思い出した。
店か・・・
深呼吸をして歩き出したんだけど、信号を渡っていたら何か怖くなって来た。
それはまるで”５”に行く為に歩いているような感覚だったから、あの角を曲がるまでに二宮さんと会えるのかって。
ドキドキし始めた心臓の音を全身で感じながら前を向いたら、視界の中に不貞腐れたように歩いて来る大野さんが飛び込んで来た。
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Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。やっと向き合うことが出来ました。後はひたすら甘く・・・したいです。 (2021年9月22日 23時) (
レス) @page29 id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 良かった…やーっと誤解だと智くんに伝わった。 (2021年9月22日 22時) (レス) @page29 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» 基本智くんは無口ですが、ここの彼は２人だと喋ってくれます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。 (2021年7月28日 22時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 智くんの大きな勘違い…口数が少ないから余計に？？？ (2021年7月28日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2021年6月8日 10時
