きみを好きになって～S・O～３ (ページ45)

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みんなに背中を押されて、とりあえずメールをした。

『この間はごめん。
昨日の事とか、色々話したい。』

そこまで打ってたらスタッフが呼びに来たから、そこで終わらせて送信しておく。

また休憩時間に続きをメールしようって思ってたんだ。

それまでに返事が来てるかもって楽観的に考えてた。

でも返事は来てなかった。

あれから数時間、もう仕事も終わっているはずで。

「連絡とれた？」

スマホを手に茫然としてるおいらに、翔くんとニノが寄ってくる。

「・・・やっぱり怒ってるのかな？」

「何を？」

「・・・こないだ、Aのメールに返事・・・しなかったから。」

「え・・・？」

「いつ？」

「Aの誕生日の夜・・・。
男と一緒にいんの見て・・・。」

「無視したんですか？」

ニノもさすがにあきれ顔。

「あっ返事来た？」

遅れて楽屋に戻って来た松潤と相葉ちゃん。

「来ないんだって。
智くん、彼女からのメール無視したんだって。」

「え・・・それは無いよ、リーダー。」

「案外焼きもちやきだね。」

んー、そうかな？
今まで去るもの追わずって感じだったから・・・。
こんな気持ち初めてだから、わかんねぇよ。

「ちょっ、ちょっと待って。
智くん、それで夕べホテルでばったり会っちゃったの？
Aさん絶対誤解してる。
マイナス思考じゃなくても誤解するから。」

「うん、する。」

「するだろ。」

「誰でもする。」

慌ててる翔くんに同調するみんな。

そうなのかなって思ってしまうから不思議。

「とりあえず、明日にでも行ってみる。」

そう言うしかないや。