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昼休みになっても机から離れないでいると、目の前に誰かが立った。
フッと顔を上げたら、にこやかな表情に目だけが笑ってない二宮くん。
「岡田さん、昼休みになったんだからメシ行ってもいいでしょ？」
ずっと私についていてくれている岡田さんに、遠慮なく声をかける二宮くん。
そういうところ、大野くんみたい。
「ん？あぁ・・・勿論。」
内部的には、上司と部下というより先輩と後輩って感じをそのまま保っているのかしら。
「じゃぁ、行ってきまぁす。」
その、有無を言わさない感じ、怖いんですけど・・・
恐るおそる荷物をもって立ち上がると
「弁当じゃないんだ。」
目ざとく確認してくる。
「oceanに行こうと思って。」
作れなかったなんて絶対言わない。
「行って来ます。」
まだ仕事をしている岡田さんに声をかけて、さっさと入口に向かう。
ここは二宮くんに主導権を握られないようにしないと。
oceanはお昼時にしては空いていた。
「いらっしゃいませ。」
窓際の席に座るとすぐお冷を持って来る・・・のは大野くんじゃなかった。
当たり前よね・・・
彼は今坂本さんと外出中だもの
「アイスティーとサンドウィッチを。」
会社で朝を食べてからずっとデスクワークで、それほどお腹もすいていないけど、この前飲めなかった紅茶を頼んでみる。
「おんなじ物をアイスコーヒーで。」
目の前に座った途端足を組んで、メニューを見ようともしないまま二宮くんが言う。
「・・・。」
「言ったでしょ、食い物に興味がないの。
腹がいっぱいになれば何でもいいわけ。
おんなじものにしとけば一緒に来るからね。」
「あの・・・。」
「あぁ、まだいいや。
食ってからの方がいいんじゃない？」
お昼もちゃんと食べておかないと頭が働かない。
それに仲良く食べながら話をするって・・・今の状況じゃ出来ないのわかっているみたいな言い方。
それでもスマホを取り出して操作し始めた二宮くんに拒否されたみたいに感じてしまって、外を見るしかなかった。
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Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。智くんにとってまだ恋は終わっていないんでしょうね。キューンとしてもらえて嬉しいです。もう少しお付き合いくださいね。 (2018年10月19日 23時) (
レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 不器用な二人(￣▽￣;)でも…大野くんなりにすれ違ってしまった時間を取り戻そうとしてる姿にキューンとしました。 (2018年10月19日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - きよしさん» きよしさん、コメントありがとうございます。ドキドキしてもらえて嬉しいです。不器用な２人ですが見守ってやってください。 (2018年9月25日 23時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
きよし(プロフ) - いつも楽しく読まさせてもらってます！この微妙な距離感がどうやってちぢまっていくのか楽しみでしかたなく、更新されるたびドキドキしてます！智くんが主人公ちゃんののとを気づいててくれた！ってことに私まで喜んでしまいました！またの更新楽しみにしてます！！ (2018年9月25日 20時) (レス) id: be7e2b1e30 (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。お互いトラウマになっている２人です。もう少し見守ってくださいね。 (2018年9月19日 21時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2018年9月18日 13時
