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大野くんは私の言ってることが理解出来ないみたい。
「私の言ってること、間違ってる？」
試しに聞いてみると速攻頷いた。
「・・・勘違いしてる。」
「どこが？」
大野くんが説明下手なのを承知で聞くと、むぅと口を尖らせて
「あの女と会ってたんじゃねぇもん。」
そう呟いた。
「じゃぁ何？」
「勝手に押しかけて来た。」
ひと言ずつしか返って来ないから、なかなか話が進まない。
「ね・・・悪いんだけど時間が無いの。
大野くんから説明してくれない？」
夜に押しかけて来て”時間が無い”なんて勝手だと自分でも思うけれど、こんなことになるなんて想定外。
このままだと終電に間に合わなくなる。
「・・・帰さないって言ったよ。
明日休みなんだからいいじゃん。」
確かに今日は金曜日で明日は休みだけど、だからって帰らなくていいなんて思ってない。
特に今日のことがあるから、潤くんに何て思われることか・・・。
「話しに来たんだろ？」
そう言われたらしょうがない。
こんな時間に会いに来た自分が悪い。
「わかったから・・・ちゃんと説明して。」
改めて座り直して大野くんと向かい合う。
「え・・・だから勝手に会いに来た。」
「家を知ってるのね？」
この部屋に入ったのは私が初めてだって言っていたけど？
「一緒にタクシー乗って帰ったことある。
おれの方が先に降りたから覚えてたんじゃない？
だから・・・速攻タクシー呼んで、おれが下まで降りて、タクシー来るまで外で話してた。
Aが見たのはそん時。」
「いきなり抱きつかれて・・・嫌がるそぶりも見せなかったね・・・。」
傍から見たら恋人同士の別れみたいだったもの・・・。
「・・・あぁ・・・。
今まで誰ひとり部屋に入れたことないって女の子には公言してたから・・・ずっと外で話してたってことで、おれが本気だってわかったんじゃん？」
「本気？」
「もう誰とも会わないって。」
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Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。智くんにとってまだ恋は終わっていないんでしょうね。キューンとしてもらえて嬉しいです。もう少しお付き合いくださいね。 (2018年10月19日 23時) (
レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 不器用な二人(￣▽￣;)でも…大野くんなりにすれ違ってしまった時間を取り戻そうとしてる姿にキューンとしました。 (2018年10月19日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - きよしさん» きよしさん、コメントありがとうございます。ドキドキしてもらえて嬉しいです。不器用な２人ですが見守ってやってください。 (2018年9月25日 23時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
きよし(プロフ) - いつも楽しく読まさせてもらってます！この微妙な距離感がどうやってちぢまっていくのか楽しみでしかたなく、更新されるたびドキドキしてます！智くんが主人公ちゃんののとを気づいててくれた！ってことに私まで喜んでしまいました！またの更新楽しみにしてます！！ (2018年9月25日 20時) (レス) id: be7e2b1e30 (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます。お互いトラウマになっている２人です。もう少し見守ってくださいね。 (2018年9月19日 21時) (レス) id: b0b3b50387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2018年9月18日 13時
